第2回ちくりん舎シンポジウム(追加報告)

3月1日に行われましたちくりん舎主催の第2回ちくりん舎シンポジウム報告記事の中で以下の記述を致しました。
このシンポジウムには福島県南相馬市からつくば市に避難している平田安子さんはじめ4名の方々の参加がありました。
平田さんからは福島原発事故の後、どのように生活が変わってしまったか、その大変な状況のお話がありました。
そのお話の内容記載のお許しを平田さんから頂きましたので以下、あらためて紹介させて頂きます。

 本日は南相馬の自主避難者の代表と云う事で、つくばから5名で参加しました。4年と云う月日は長かったのか短かったのか、大変辛かったです。心の葛藤も今は薄れ諦めの胸中です。原発や沖縄の基地問題、世界の紛争は皆世界の経済の為、そのかやの外でいつも泣かされているのは弱者です。まさか自分たちが巻き込まれるとはこれこそ想定外でした。

 ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクトの皆さまとの出会いにより主人と二人でプロジェクトに参加してまいりました。汚染の現実を知り地域の人たちに危険を訴え続けて来ましたが、笛吹けど踊らぬ弱者に「物云えば口びるさみし」で、訴える事さえ諦めの胸中です。
 が、これからは自分たちが先祖から受け継がれてきた命のバトンを後世に「幸せのバトン」として繋がるようにすることが今の私達の役目と責任だと思います。今日の出会いをこれからの活動のエネルギーとして次世代の子どもたちの幸せを願いながら、プロジェクトの皆さまと「粛々」とデータ取りを続けていきたいと思っております。

 この後の懇親会まで参加させて頂きますが有難うございます。これからも「フクシマ」に協力と見守りをどうかよろしくお願い致します。

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One Response to 第2回ちくりん舎シンポジウム(追加報告)

  1. 中西四七生 says:

    あらためて、平田さんのメッセージに触れ、私たちももっと頑張らないとというエネルギーをいただきました。平田さんありがとうございます。

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