学習交流集会in郡山2020
止めよう!放射能のばら撒き~除染ごみ焼却と木質バイオマス発電を考える~(第2弾)
●日時:2020.2.15(土)13:20~16:30 13:00開場
●場所:郡山市ミューカルがくと館(1階 大ホール)
郡山駅前から麓山経由大槻行き、または、休石行き「開成山プール」下車。もしくは、さくら循環虎丸回り「総合体育館前」下車。各所要時間は、約10分
Tel:024-924-3715
郡山市開成一丁目1番1号
●参加費無料(会場カンパをお願いします)
●共催:NPO 市民放射能監視センター(ちくりん舎)・放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会
【第1 部 放射能ごみ焼却と環境破壊を考える】
●報告1 和田央子さん(放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会)
●報告2 青木一政さん(ちくりん舎)
●ゲストトーク 満田夏花さん
「地球規模での森林破壊につながる大規模バイオマス発電」
【第2部 各地からの報告】
●福島県飯館村(放射能汚染の現状)
●長野県東御市(バイオマス発電計画に対する取り組み)
●宮城県大崎市(汚染廃棄物焼却中止を求める訴訟の状況)
●福島県田村市(バイオマス発電訴訟の状況)
●全体討論
【開催に当たって】
目前に迫ったオリンピック聖火リレーは、福島県楢葉町にあるJビレッジをスタートに全国を回ります。Jビレッジは、9年前、福島原発事故の大混乱の中、収束作業にあたる東電関係者、警察、消防、自衛隊などの対応拠点になった場所です。このことに象徴されるように、政府や福島県は、東京オリンピックを「福島原発事故からの復興」、「安全でクリーンな福島」を世界中に発信する一大キャンペーンとして行おうとしています。未だに人が住めない帰還困難区域がある常磐線富岡~浪江間を再開させることも決定しました。
しかし、福島原発事故の汚染被害の現実は、現在においても深刻です。避難指定解除は住民の合意を得ないまま進められ、避難者はまだまだ放射線量の高い地域にやむなく「帰還」するか、さもなければ賠償や支援を打ち切られ、経済的・社会的に厳しい状況に置かれたまま、避難や移住を余儀なくされています。
莫大な予算をつぎ込んで行われた除染の後始末も同様です。環境省は膨大な量の除去土壌を「リサイクル」と称して公共事業に使おうと計画しています。中間貯蔵施設では、公共事業にも使えない高濃度の除去土壌・焼却灰を最終的に溶融し減容化するための灰溶融炉の建設も進んでいます。そこで発生する溶融スラグは数十億ベクレルに達するとされています。
国は、再生可能エネルギーとして福島県内各地で木質バイオマス発電の建設を進めていますが、燃料に使われるのは除染をしていない森林伐採木です。除染をしない代わりに間伐に補助金を出し、バイオマス燃料への利用を進めています。汚染木から生じたセシウムの濃縮された灰は、建設資材として再利用される予定です。
各地でこうした放射能ごみのバラマキに反対する声が上がっています。本学習交流集会では、こうした放射能ごみのバラマキの裏側にあるものについて考え、各地での実態を共有し、放射能拡散政策を止めるための一助にしたいと考えています。多くの方々の参加をお願いします。
●2月16日(日)に、オプショナル・ツアーを計画中です(復興記念公園、双葉アーカイブなど)。
詳しくは、ちくりん舎または、放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会へお問い合わせください。
【問合せ】
●ちくりん舎 lab.chikurin@gmail.com Tel&Fax 042-519-9378
●放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会 stopsyokyakuf@yahoo.co.jp