台湾総督府で副大統領の陳建仁氏と面談
2日間のフォーラムの後、スタッフから明日のツアー時にパスポートとフォーラムの参加章を忘れず持参するよう注意がありました。なんと3日目の午前中に台湾総督府で副大統領と面談があるというのです。台湾総督府とは日本が台湾占領時代に建設し、日本の台湾総督が入っていた建物です。中央に高くそびえる塔を配した独特の形で観光地にもなっています。その建物の中に入って副大統領と面談ができるというのですから驚きです。
さすがに入り口ではスマホ、カメラは預けなければなりません。台湾軍か警察かわかりませんが警備担当が控えていて物々しい雰囲気です。しかし台湾統治時代の建物の内装はきれいにリフォームされており良いものを長く使っているような感じが伝わってきました。
広い応接室へ案内され一同緊張して待っていると、やってきたのは本当ににこやかな笑顔いっぱいの人でした。参加者一人一人と丁寧に握手をして挨拶。そのあと、台湾は脱原発を決めて2025年までにすべての原発を廃止にする。脱原発のために努力してきた皆さんを尊敬し歓迎する。NNAFがこの台湾で開かれることを誇りに思う、というようなスピーチをされました。今年は台湾総督府建設100周年だそうで、それを記念して総督府のシルエットをデザインしたネクタイを作成したそうです。帰りに全員にこのネクタイ(女性はスカーフ)をいただきました。
一同、総督府を退出して建物の前の広場で祈念写真をとりました。みなさんから出た感想は同じものでした。「我々脱原発派を政府がこのように暖かく迎えてくれるのはなんということだろう」、「これが政権が変わるこということだ。政権を変えることがいかに大事なことか」、と
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