田村バイオマス訴訟支援の会ニュース第10号

ちくりん舎も支援している田村バイオマス訴訟の支援の会ニュース第10号が発行されました。

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◉思いはただ一つ「子どもたちを放射能から守る」 吉川さんの意見陳述
第5回田村バイオマス訴訟
8月18日福島地方裁判所で田村バイオマス訴訟第5回法廷が開かれ、原告の一人である吉川
ヨウ子さんが意見陳述を行いました。吉川さんは冒頭、田村バイオマスに反対するただ一つ
の理由が「子どもたちを放射能から守ること」にあることを明確に述べました。
吉川さんは陳述の最後に、反対署名運動で署名集めをしていたときの大変さと、その中で
も多くの市民からの期待で地元大越町の有権者の過半数を集めぬいたことについて、実感の
こもった陳述をされました。

◉「国内最高レベルの安全対策」は根拠なし HEPA(ヘパ)フィルタ設置は単なる「おかざり」
田村市は田村バイオマス発電㈱(田村BE)に40億円の補助金を支出します。この補助金支出につ
いて、田村BEと本田市長の安全対策「HEPAフィルタ設置」が虚偽であるから、市は不当利益返還
請求をせよとして提訴しました。これまでの5回の法廷でも、田村BEと本田市長の虚偽説明が明ら
かになってきました。

「国内最高レベルの安全対策」を「安心対策」へとスリカエ

◉集塵性能を数値化しないのであれば「筒抜け」であっても分からない「安心対策」と言い換えることで集じん性能を明らかにしないのであれば、単なるお飾りの設備であっても分からないことになります。
HEPAフィルタはJIS(日本工業規格)においても規格・性能が決められています。これを守らなければ「HEPAフィルタ」と称することは許されません。市と田村BEにやましいところがないのであれば、堂々とHEPAフィルタの集じん率を明らかにして、それを守っていることを公開すべきではないでしょうか。それをしないで「国内最高レベルの安全対策」などというのは恥ずかしい限りです。そのようなゴマカシで40億円もの血税を田村BEに支出するのは許されません。

◉グリーン発電会津を見学しました
9月6日会津若松市河東工業団地にあるグリーン発電会津を見学しました。本施設は2012年より始まった再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の認定第一号となったバイオマス発電のモデルであり、復興の騎手として大きく報道されてきました。今回は会津若松市議会議員にご案内いただく機会を得ましたが、残念ながら内部見学は現在受入れを中止しており、外観のみの見学となりました。

◉灰を肥料に?!
見学終了後、市議会議員より説明を受けました。いただいた資料「第1回会津若松市農山漁村再生可能エネルギー法協議会(令和元年11月19日開催)」によると、グリーン発電会津が灰を肥料に再利用したい意向を示していることが分かりました。環境省の進める汚染土再利用政策に伴い放射能汚染廃棄物の基準値がなし崩し的に緩められつつあり、市民の被ばくリスクが高まっています。

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タムラバイオマスソショウシエンノカイ
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進捗状況、イベントなど発信しています。
第六回裁判 10月27日(火)13:30 福島地方裁判所
裁判終了の20分後より福島市市民会館にて報告集会を行います。

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