ご挨拶
福島第一原発事故による放射能汚染は、広範囲に長期間に及ぶことは必至です。また狭い国土で人口が密集し、経済、流通網も発展した我が国においては、チェルノブイリ事故の被害とは異なった、予想もつかない影響が出てくることも懸念されます。
豊かな自然環境を残し、被ばくから子どもたちを守り健康を確保することは、福島原発事故を未然に防げなかった私達の世代の責務と考えます。このような状況の下で、行政とは独立して市民レベルで運営する放射能汚染実態の監視、調査機関の必要性は今後ますます高くなるでしょう。
このたび、フランスの放射能分析市民NGO であるACRO よりフクロウの会がゲルマニウム半導体測定器の寄贈を受け、その運営を担う市民放射能監視センター「ちくりん舎」を設立することになりました。幅広い市民団体・個人の協力により長期に渡る放射能汚染から環境と健康を守るためにこのセンターを運営してゆきたいと思います。
(2012年10月28日設立総会)
ACROからのゲルマニウム半導体寄贈について
ゲルマニウム半導体測定器購入の一部は”Ile de France”(フランス地域圏)からの助成金によります。 詳しくはちくりん舎のできるまでをご覧ください。
ちくりん舎の運営について
・環境団体、脱原発団体等が行う放射能汚染監視・分析のための共同のラボです。
(2013.12.2 NPO法人市民放射能監視センターとして法人登記)
・高精度測定、分析で広く市民放射能測定所など市民活動をバックアップします。
・上記目的に沿う範囲で広く団体、個人からの測定依頼についても受け付けます。
・測定結果やそれに基づく報告書は基本的に全て公開します。
・低線量被ばくの危険性についての調査・研究・学習・セミナーなどを行います。
ちくりん舎の所在地
◆ラボ(測定室)および事務所:〒190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野7444
◆連絡先:電話/Fax: 042-519-9378
メールをくださる方は lab.chikurin @ gmail.comへお送りください。
(注:実際にメールを送られる際には、@前後のスペースを詰めてください)
