9月10日にIAEAは、除去土壌の再生利用等に関する「専門家会合最終報告書」を発表しました。
中間貯蔵施設の放射能汚染土を全国の公共事業で再利用しようという環境省の施策を全面的に後押しする内容です。炉規法では100 Bq/kg以下の廃棄物でなければ再利用できないことになっているにもかかわらず、国会での論議も経ずに8000 Bq/kg以下の土壌を再利用することを後押しするばかりか、「国際的な普及が奨励される」とまで踏み込み、世界中へ展開する意図を露わにしています。
汚染土の取扱いについても、内部被ばくを考慮していない等、非常に杜撰な方法で行われようとしています。
IAEA自身の安全基準から見てもたいへん問題の多い汚染土再利用に対して、いわゆる「お墨付き」を与えたIAEAと、それに依拠して計画を進める環境省に対して私たち「放射能拡散に反対する会」は強く抗議し、声明文を発表します。
環境省とIAEAに対する抗議声明はこちらからDLできます。(下記にも貼り付けました)
ぜひみなさまにもご賛同いただき、共に汚染土再利用を止める力となっていただきたくようお願い申し上げます。なお現在、原子力資料情報室と原子力市民委員会のご賛同をいただいております。賛同は団体でも個人でも可能です。
11月10日(日)までに、下記までメールで御連絡をいただければ有難いです。
【放射能拡散に反対する会】
伏屋 弓子(NPO法人新宿代々木市民測定所)
levelzero@earth.email.ne.jp
080-6522-2342
※参考:汚染土再利用の問題点についてはこちらをご覧ください。
※オンライン署名も継続しております。
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