汚染水の流出が続いています。魚の汚染(生物濃縮)が気になるところです。各自治体が中心となって魚の調査が行われていますが、個別にデータが報告されるだけでまとまった分析になっていません。
探していたところ大変わかりやすいレポートが見つかりました。9月13日に原子力規制庁で開かれた「第1回海洋モニタリングに関する検討会」で水産庁の森田委員が紹介した資料です。
※第1回海洋モニタリングに関する検討会はこちらhttp://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/kaiyou_monitoring/20130913.html
レポートが長いのでエキスを抜粋したものをつくりました。
これをみると福島県でも、それ以外の地域でもメバル、カレイ、ヒラメ、マダラなどは要注意です。中層魚のスズキも要注意です。これは現時点までの調査なのでマグロ、カツオなど大型魚などへの影響は今後も注意してゆく必要があります。
それにしても、なぜ国も水産庁もメディアもこうした貴重な分析を広く公開しないのでしょうか。個々のデータの羅列で「公開した」と言っても意味がありません。こうした分析結果をきちんと国民の目に届くようにすべきです。
水産庁の森田氏のプレゼンは貴重です。是非オリジナルを見てください。
ファイルが大きいのでリンクを貼http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/kaiyou_monitoring/data/0001_12.pdfっておきます。
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