【放射能測定プロジェクト】伊達市の子どもの尿検査-約6割の子どもでセシウムを検出
「フクロウの会/放射能測定プロジェクト」、「チャイるのネット」、「Little hope ~ あなたへ~」の3グループは共同で伊達市内の幼稚園児たちの尿検査を進めています。
このたび1回目の検査が終わり、その結果説明会を幼稚園で行いました。
今回は32名の子どもたちの尿検査を行いました。その結果10名の子どもたちの尿からセシウム134,137合計で0.25~0.72ベクレル/リットルが検出されました。
その他に検出下限以下で定量化はできませんでしたがセシウムのスペクトルのピークが「有」の判定の子どもが10人いました。合わせると約6割以上の子どもの尿からセシウムが検出されたことになります。
伊達市内幼稚園保護者会での説明の様子
2011年5月移行、フクロウの会/放射能測定プロジェクトでは各地の子どもたちの尿検査を進めて来ました。既にその数は累計で約350人、約400回となりました。
新たな課題 – 知らずしらずのうちに放射能を取り込んでしまっている人たちの検査
放射能による健康リスクについての報道ども少なくなり世間の関心も低下する中で、私たちの進めている尿検査についても、放射能の取り込みに普段から気を付けている人しか申し込まなくなってきている現実があります。
また、ホールボディカウンターで「不検出」という結果に安心してしまって注意がおろそかになっている可能性もあります。ホールボディカウンターで「不検出」だとしても、実際には身体に取り込んでしまっている可能性があります。尿検査による調査はホールボディカウンターよりもはるかに高い精度※で体内へのセシウムの取り込み状態を知ることができます。
※実際、私たちの検査でもホールボディカウンターで「不検出」でしたが実際には尿からセシウムが検出された例はたくさんあります。
「知らず知らずのうちに放射能を体内に取り込んでしまっている人」、「漠然と不安は感じているが具体的に何をしたら良いか分からない人」たちにいかに尿検査を受けてもらうか、ということが課題としてありました。
そのような中で今回は幼稚園の協力で保護者会でお話をさせてもらい、「気になるけど何もしていない」「何をしたら良いか分からない」というような人も含めて検査したわけです。
今回の結果からはセシウムの取り込みの原因が食品によるものか呼吸による取り込みなのかを識別することはできせんでした。食品や呼吸によりわずかづつでも体内にセシウムを取り込むと体内で蓄積されることが報告されています。今回の結果はそのようなことが起こっていることを予想させるものでした。
説明会に参加されたほとんどの保護者の方は二回目の検査を申し込まれました。保護者の方それぞれに対策を考えていただき、数ヵ月後にその状況を再検査で確認する計画です。引き続き検査を進めてゆきます。
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尿検査のご案内チラシをダウンロード
フクロウの会のこれまでの尿検査の結果はこちらのパンフレットで知ることができます。
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放射能測定プロジェクトでは、尿検査をちくりん舎に依頼して頂いています。