原発事故被災地で、子どもたちの健康を守るために活動しているママ、パパ、おじさん、おばさんが7地域から集まって、意見交流会をしました。
どこの地域でも共通するのは、「放射能汚染による被害はなかったこと」にされ、汚染状況を調べたり、内部被曝の検査をすることが、「風評被害」や「復興の妨げになる」と批判され、有形、無形の圧力を受けていることです。
特に、地域社会の結びつきが強い地方はたいへんです。
「出る杭は打たれるんですよね。でも、何年か、何十年か先には今、自分たちがやっていることの意義が伝わる時が来ると思います。」
「地域で孤立しながらもなんとか活動を続けている私たちが、こうやって、他の地域で同じ思いを持って活動している人たちと出会えたことは、大きな励みになります」
といった声が多く出されました。
今日の会には、ジャーナリストの土井敏邦さんも同席されました。原発事故から5年が過ぎ、混乱期から表面的には平穏に戻った今、被害に向き合い、抗って生きている被災者たちの生き様を描こうとされているそうです。
大手メディアでは消し去られている真実を伝えていただきたいと思います。
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