「こどもの命と環境を守る会」でお話しました

6月18日(日)に昭島市でお話しました。

その報告が「こどもの命と環境を守る会」のFBにアップされましたので紹介します。

https://www.facebook.com/akishimacodomo/?hc_ref=PAGES_TIMELINE&fref=nf

昨日「おさらいしよう!放射能ってなあに?」の講座が終了しました。

講師は、青木 一政 (あおき かずまさ)さんです。
 (福島老朽原発を考える会(フクロウの会)事務局長
ちくりん舎(市民放射能監視センター)副理事長
第1種情報処理技術者 及び 第3種放射線取扱主任者。
 化学・フイルムメーカーのプラント計測制御系技術者として35年間ご勤務。)

今回はちくりん舎さんのお立場から「長期にわたる放射能汚染 尿検査の継続から見えてくること」のタイトルでお話頂きました。

ちくりん舎さんは、「市民が自ら測定し監視する」を合言葉に東京都西多摩郡日の出町で活動なさるNPO法人です。
http://chikurin.org/

事故後、数多くの検体を低い検出限界で測定なさっており、蓄積されたデータから読み取れることを中心に、

・マスメディアの情報には、科学的見地からは考えられないような見解が流れてくることがあること
 ・国も福島県も、子どもを含めて甲状腺がんの発生実態を確実に掴めるような仕組みを作っていないという大きな問題を抱えていること
 ・チェルノブイリや福島の事故後のデータや、チェルノブイリ事故の経験から学べること
 ・低線量被爆や内部被爆のリスク
 ・食べ物は何を注意したら良いか
 ・吸入摂取の危険性と、ホコリの放射能を検出するリネン吸着法について

他、様々なポイントにつき教えて頂きました。

続いての質疑応答のお時間では、参加者の日常的に気になる質問につき、科学的見地から非常に丁寧にご回答頂きました。

放射性セシウム137の半減期は30年。
 汚染された自然が元に戻るまでにはまだ長い時間がかかります。
また、福島原発の事故処理自体、完了目安がたっていません。

そのような状況で、放射能汚染のことは風化させずにウオッチする必要があること、
また、日常生活で気になる事柄があれば、データという揺るぎない拠り所を得るための「まずは測定」という選択肢があること、を再認識した講座でした。

青木さん、貴重な学びのお時間を下さり、どうもありがとうございました!

*大人の話に付き合ってくれた、10名以上の子供たちにもどうもありがとう!

(文:林)

 

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