10月26日(土)、ちくりん舎(NPO法人・市民放射能監視センター)で、 落合栄一郎さんを講師に迎え、
学習会が開かれました。
落合さんは、カナダ在住の研究者。専門は化学ですが、福島原発事故後は、放射能と被ばくの危険性について、
精力的に情報発信をされています。
放射線がなぜ人体にとって危険なのかというお話をわかりやすくしてくださいました。放射線は、生物界における
化学反応とは桁違いに強いエネルギーを持っています。その放射線粒子が細胞にぶつかると、原子核の周りの
電子や原子と原子を結びつけている電子を強い力で次々に蹴りだし、その結果、化学結合が分断されたり、
不安定なフリーラジカルが生み出されるとのこと。放射線がDNAを切断するという話はよく聞きますが、
放射線がこのような悪さをしているという話はあまり知られていないのではないでしょうか。
落合さんの講義は、とても躍動的で明快。お年が81才とは信じられません!!
4時間におよぶ学習会の後、日の出町にある自然食レストラン「星宿」で交流会がおこなわれ、カナダの政治状況や
教育事情など、興味深いお話をたくさん伺うことができました。(辻さんfacebookより)
■当日の落合氏の講演pdf資料:「21世紀の核問題」
https://1drv.ms/b/s!ApCh9_GfxjgjgT97JFfknF5sapcx
■関連投稿:
【ちくりん舎にて】落合栄一郎氏を囲んで学習会・交流会 2017年10月9日
convert this post to pdf.