6月3日から7日まで、台湾環境団体の招きで台湾を訪問しました。
これから数回にわたって訪問記を書きます。(青木)
台湾では福島周辺の5県からの食品輸入を全面禁止しているが
日本政府から圧力がかかっているようで、台湾の環境保護団体、
自然保護団体、反原発団体などがそれに対する反対の声を挙げ
ている。また台湾への輸入食品の検査基準の厳格化と全ての
測定データ公開などの透明性を求めている。
そうした団体の招きで6月3日から台湾を訪れている。目的は
①福島周辺の汚染実態や日本政府の対応の実態を台湾に伝える、
②台湾政府に輸入食品の測定の厳格化とデータ公開など透明性を
求めること、
③市民の放射能測定機関が存在しない台湾で、市民レベルで放射能
測定についての連携の体制を模索することなどです。
台湾訪問初日は台北の北20数km(!!)のところにある第1、第2
原発見学と地元で反対運動をしているグループとの交流です。
驚いたのは台北からの距離の近さもそうですが、なんと幹線道路わき
に突然、普通の工場か何かのように入口があってその向うが原発という
立地です。入口そばには有名なお寺があって観光地になっていてお土産
や海産物を売っている屋台などが並んでいるのです。
1枚目の写真に大きく顔が映っているのが、今回のツアーを企画した
緑色消費者基金会のファン・ジェイさんです。 (続く)