11月18日14時30分から田村バイオマス住民訴訟の第3回口頭弁論期日が開かれました。
被告から第2準備書面、こちらから準備書面(4)(5)などを提出しました。
近日までに提出された書類の確認をした後、裁判長が、「これまでに提出された資料から、この事件の判決を書くことが可能だと思う。控訴人から出されている人証の申請、検証申立、文書提出命令申立、調査嘱託申立は、必要がないと考えるので、却下します。本日で結審します。判決の言い渡しは、来年2月14日(火)午後1時20分~に指定します」と言いました。
この裁判は、結局、証人尋問も現地検証もしないで結審ということになりました。
被告は原告側が指摘した様々な具体的指摘に対して「否認する」と主張するだけで、何ら具体的な説明は在りませんでした。それどころか、HEPAフィルタは「安心のために設置したもの」との主張を繰り返し、「HEPAフィルタの集塵率(漏れテスト)のデータは「存在しない」と開き直ったような主張を行いました。
石栗正子裁判長は、これまでの経過から既に田村バイオマスが設置したというHEPAフィルタが、その機能、性能を保証できない「偽物」「お飾り」であることが十分に明らかになったとして、結審を宣言したのでしょうか。
それとも、一応、原告側の言い分を聞いて、原告に寄り添うようなポーズをとり、田村BEにそれなりの資料を出させ、行政と業者を擁護する作文ができると判断したのでしょうか。
繰り返しになりますが、被告側はこれまで一貫して具体的データや資料を出さず言いのがれ、論点そらしに終始しました。控訴審でようやく資料のようなものが出てきましたが、これとてツッコミどころ満載の資料でした。最後に出てきたのは「安心のため設置した」のだから「集塵率(漏れテスト)データは存在しない」という、技術的には絶対スジの通らない居直り宣言です。
判決は2023年2月14日13時20分からとなりました。判決後は記者会見を兼ねて報告会を開きます。
詳細が決まりましたらご連絡します。注目をお願いします。
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