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ちくりん舎ニュース37号
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【汚染土再利用】IAEA及び環境省への抗議声明にご賛同をお願いします
9月10日にIAEAは、除去土壌の再生利用等に関する「専門家会合最終報告書」を発表しました。
中間貯蔵施設の放射能汚染土を全国の公共事業で再利用しようという環境省の施策を全面的に後押しする内容です。炉規法では100 Bq/kg以下の廃棄物でなければ再利用できないことになっているにもかかわらず、国会での論議も経ずに8000 Bq/kg以下の土壌を再利用することを後押しするばかりか、「国際的な普及が奨励される」とまで踏み込み、世界中へ展開する意図を露わにしています。
汚染土の取扱いについても、内部被ばくを考慮していない等、非常に杜撰な方法で行われようとしています。
IAEA自身の安全基準から見てもたいへん問題の多い汚染土再利用に対して、いわゆる「お墨付き」を与えたIAEAと、それに依拠して計画を進める環境省に対して私たち「放射能拡散に反対する会」は強く抗議し、声明文を発表します。
環境省とIAEAに対する抗議声明はこちらからDLできます。(下記にも貼り付けました)
ぜひみなさまにもご賛同いただき、共に汚染土再利用を止める力となっていただきたくようお願い申し上げます。なお現在、原子力資料情報室と原子力市民委員会のご賛同をいただいております。賛同は団体でも個人でも可能です。
11月10日(日)までに、下記までメールで御連絡をいただければ有難いです。
【放射能拡散に反対する会】
伏屋 弓子(NPO法人新宿代々木市民測定所)
levelzero@earth.email.ne.jp
080-6522-2342
※参考:汚染土再利用の問題点についてはこちらをご覧ください。
※オンライン署名も継続しております。
【報告】9.18汚染土再生利用は安全なのか? 実証事業の実態を暴く!オンライン学習会
大変遅くなり済みません。
9月18日開催のオンライン学習会「汚染土再生利用は安全なのか? 実証事業の実態を暴く!オンライン学習会」のZOOM録画とプレゼン資料をアップします。
当日は142名の方の参加がありました。UPLANさんがYoutubeに録画をアップしてくれましたので紹介します。
当日のプレゼン資料はこちらからDLできます。
環境省が進める「除去土壌の再生利用」の全体像と問題点:和田央子(放射能拡散に反対する会/放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)
粉じん規制について:青木一政(放射能拡散に反対する会/フクロウの会事務局長/市民放射能監視センター(ちくりん舎))
汚染土上での空間線量規制について:瀬川嘉之(放射能拡散に反対する会/高木学校)
多くの方からアンケートが寄せられました。ありがとうございます。アンケート結果(個人情報は除く)はこちらからDLできます。
汚染土再生利用は安全なのか?実証事業の実態を暴く!オンライン学習会のご案内
中間貯蔵施設内で汚染土を使った模擬道路の実証事業が実施されています。その施工工事中に、空間線量率が1μ㏜/h上昇したことが資料※から判明しました。
この8月に列島を襲った台風10号により、新宿御苑の実証事業予定地の周囲が膝丈まで水没しました。甚大な被害にも関わらず、環境省は10日経っても状況確認すらしていないことが判明しました。9月1日現在公式発表もありません。
環境省は再生利用に「全責任を負う」としていますが、これが実態です。
このような無責任体制で再生利用を進めさせてよいのでしょうか。自然災害による汚染土流出はもはや避けようがありません。
環境省は安全性を強調していますが、その確認方法には疑問な点が多くあります。 一緒に検証し、声を上げていきましょう。
※https://josen.env.go.jp/chukanchozou/facility/recycling/project_chukanchozou/
◉学習会日時:9月18日(水)19:00~21:00
◉プログラム
①新宿御苑の水没問題について:沢居恵美さん(新宿区議会議員)
8/21の台風10号で新宿御苑の汚染土再生利用実証事業予定地の周囲が水没しました。
この間明らかになったことについてお話いただきます。
②放射能汚染廃棄物事故における環境省対応について:和田央子(放射能拡散に反対する会/放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)
原発事故以来、福島県内各地の放射能汚染廃棄物処理現場で様々な事故が起きています。今後の教訓とするため、これまでの環境省の対応を振り返ります。
③粉じん規制について:青木一政(放射能拡散に反対する会/フクロウの会事務局長/市民放射能監視センター(ちくりん舎))
汚染土再生利用のための工事中の土壌粉じんの放射能濃度規制は30Bq/㎥であることが明らかになりました。これは放射能ごみ焼却炉の煙突出口の基準と同じです。このことがどんなに危険なレベルか具体的にお話しします。
④汚染土上での空間線量規制について:瀬川嘉之(放射能拡散に反対する会/高木学校)
8000 Bq/kg以下でも空間線量率が跳ね上がり、年間の線量基準を超えてきます。にもかかわらず、実施する際には空間線量率さえ測らずにすませようとしているのです。
◉主催:放射能拡散に反対する会
◉参加無料
◉参加登録:以下フォームよりお申込み下さい。
https://forms.gle/iiSMoDPtCtGgsnqj8
◉お問合せ:stopshokyakuf★yahoo.co.jp (★を@に変えて下さい)
報告:環境省行政交渉<除去土壌の再生利用を止めてください>録画記録と書き起こし
8月30日、参議院議員会館において行政交渉(除去土壌の再生利用を止めてください>が行われました。福島みずほ参議院議員と同事務所の御協力によるものです。
「放射能拡散に反対する会」はこれまで、2回のヒアリングを行いました。しかし環境省側がまともに答えず不明確な部分が多々あり、第三回目の環境省質問状を送りましたが期限の16日を過ぎても調査を理由に回答がありませんでした。今回は、本会主催で福島みずほ議員による行政交渉を行うことになりました。
行政交渉の録画が公開されましたので紹介します。
今回の行政交渉で明かになったのは主要には以下の点です。
・8月21日の集中豪雨により新宿御苑の実証事業予定地周辺がひざ丈まで水没したにも関わらず、環境省は当日(30日)まで、その事実を把握しておらず、後日「事実経過と対策を報告する」という実態。かねてから除去土壌(汚染土)の再生利用(再利用)は、最近の集中豪雨、洪水、土砂崩れなどで放射能の再拡散の危険性や、それをどのように責任をもって防止、対処するのかという点については、当会も指摘してきました。環境省は「最後まで責任を持つ」と強調してきましたが、その内実を明らかにするような対応でした。
・放射能汚染廃棄物について8000Bq/kgまでは一般廃棄物と同等に扱ってよいとする汚染対処特措法の根拠は一般廃棄物は管理型処分場などで「適切に管理された状態」にあるからということでした。一方で汚染対処法における8000Bq/kg以上の(指定廃棄物)基準は、環境省に「申請することができる」という規定であり、申請義務でもなく、一部の自治体で申請しないで処理している実態があること。このことは、実質的に「適切に管理された状態」とは言えず、これまでのクリアランス基準である100Bq/kgとダブルスタンダード状態であること。
・所沢市では議会で全員一致で実証事業に反対する決議を上げているにも関わらず、環境省はそれを受けて撤回するとの態度を示していないこと。政府と自治体が同等であるというこをと無視する非民主主義的な姿勢であること。
・廃棄物処理法では「再生」と「処分」は明確に分けて規定していること。今回の除去土壌の再生利用については、汚染廃棄物特措法では「再生」とう文言は全くなく、同特措法の下で閣議決定された基本計画の中で「除去土壌については再生利用も検討する」と書かれているに過ぎないこと。環境省はこれを根拠にして、従来の法体系の考え方とは全く異なる、「処分に再生利用を含める」という解釈で進めようとしていること。
・汚染対処特措法は、その附則第5条で「この法律は施行後三年を経過した場合においてこの法律の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする」、とされており第6条では「政府は放射性物質により汚染された廃棄物、土壌等に関する規制のあり方その他放射性物質に関する法制度のあり方について抜本的な見直しを含め検討を行い、その結果に基づき法制の整備その他所要の措置を講ずるものとする」とされているにも関わらず、環境省はこれらの規定に基づいた措置をとらず、国会での審議も不要な省令改正で「除去土壌の再生利用」を進めようとしていること。
●当日のビデオ録画は下記をクリックしてください。
※開始~46分過ぎまでが大坂恵里東洋大学教授によるブリーフィング
47分以降が環境省との行政交渉になります。
●行政交渉直前に出された環境省からの回答はこちら
●行政交渉部分の録画書き起こしはこちら
【録画報告】ちくりん舎オンライン学習・懇談会ー放射能拡散や事故多発の木質バイオマス発電のいま
8月9日、ちくりん舎オンライン学習・懇談会ー放射能拡散や事故多発の木質バイオマス発電のいま が開催されました。当日は長野県、栃木県、埼玉県、福島県を始めとして、各地からの参加と報告がありました。
各地それぞれの状況も異なる中、発表や報告された方には短い時間しか取れず、また質疑や議論も深めることが不十分であったことをお詫びします。一方で各地の実情がある程度共有できたことは今後の各地の運動の連携のための基礎ができたのではないかと考えています。
当日の録画(編集済み)ができましたのでお知らせします。録画は下記からご覧になれます。
ご感想がいくつか寄せられましたので紹介します。
・時間が足りないほど充実し、かつ現実に各地で多くの問題が発生しているということだったと思います。私は各現地で闘っている方々のお話を伺うことがとても勉強になると思っていますので、今後も続けてください。数団体のお話を絞って聞く会や、俯瞰して共通する問題を深堀りする会等に分けてやるとよりこの問題をとらえやすいと思いました。バイオマスそのものの欺瞞性を扱う会もやってください。
・期待以上の濃い内容の会に参加できて、本当に運が良かったと思っております。どうもありがとうございました。会に参加した段階では私自身は知らなかったのですが、私の暮らす高知県四万十町内の森林組合が集成材工場の跡を木質バイオマス発電所にする話があると後から聞いて、心底驚きました。その話を聞かせてくれたのは若い町議会議員の友人で、彼女もまだ詳しいことを把握していないので、次の議会で質問してみるとのことです。まだ火種の段階ならいいのにと思っていますが…
学習・懇談会終了後も関係者の懇談が続き、そこでも、是非この企画を続けて欲しいとなどの要望がありました。どのようなやり方が良いか、ちくりん舎の仲間、参加された皆さま他と相談しながら次の企画を考えたいと思います。
ご報告された方々を始め、皆さまに感謝いたします。
8・9ちくりん舎オンライン学習会・懇談会-放射能拡散や事故多発の木質バイオマス発電のいま
●日時:8月9日(金)19:30~21:30 (開場:19:15)
●形式:ZOOMを使用したオンライン学習・懇談会
●参加費:無料
●参加申し込み:事前登録が必要です。こちらから必要事項を記入の上申し込んでください
●内容概略(予定)
①メイン報告:長野県東御市木質バイオマスの現状について・・木質バイオマスチェック市民委員会
②報告1:矢板市のバイオマス発電計画と反対運動の現状
③報告2:埼玉県小鹿野町のバイオマス発電計画と反対運動の現状
④報告3:福島県飯舘村のバイオマス発電の現状
⑤質疑と懇談
各地の木質バイオマス発電所で爆発・火災など事故が相次いでいます。更にほとんど報道されないのが放射能汚染木を燃やすことによる周辺への放射能拡散です。
長野県東御市の木質バイオマス発電所-信州ウッドパワー㈱では焼却灰のセシウム濃度が昨年6月から上昇を始め、以前は100Bq /kg程度だったものが、本年1月にはついに800Bq/kgを超える事態になりました。リネン吸着法による監視でもセシウムが検出されました。
地元で測定・監視活動を続けている木質バイオマスチェック市民委員会からお話ししていただくとともに、各地の状況を共有して、放射能の拡散を止め、火災・事故などの被害を防止するために市民として何ができるか、意見交換を行いたいと思います。
※近くでバイオマス発電計画があり不安だ、既に稼働しており困っているなどの方からの参加、連絡も歓迎します。
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都留文科大「環境社会学」講座で特別講義をしました
7月11日、都留文科大で20代の若者に特別講義をしました。同大学の神長唯教授の「環境社会学 Ⅰ」講座の1コマ90分の授業を外部ゲスト講師として招聘いただきました。貴重な機会を与えてくださった神長唯教授にはあらためて感謝したいと思います。
講義のタイトルは「福島原発事故と市民科学」と決めましたが、講義内容を準備するにあたって大変苦労しました。受講者は10歳代後半から20歳代前半。しかも、同大学は主として教員養成に力を入れてきた公立大学で、全国から学生が集まります。13年前の東日本大震災と福島原発事故が発生した2011年にはおそらく未就学児から小学校2年生程度。福島原発事故そのものを知らない世代と言っていいでしょう。その生々しい実態を如何に感じてもらうか、それが大きな課題でした。
そこで講義を大きく4部構成として、第1部「福島原発事故で起こったこと」、第2部「放射線被ばくとは何か、その危険性と健康リスク」、第3部「ちくりん舎の活動事例紹介」、第4部(まとめ)「ちくりん舎の13年間の活動から見えてきたこと」としました。
第1部では筆者自身が事故直後の3月12日から3月14日頃までの福島原発事故関連のテレビニュースを大量に録画してありましたので、それから主要な部分を編集して10分間のビデオにする、という大変な作業をしました。これは学生にとって大きなインパクトを与えたようです。編集している筆者自身も、やはり当時の社会的大混乱を昨日のことのように思い出しました。第2部では、これまでのように「放射線とは何か」から始めるのではなく、原子核の数が違う同位体元素の説明やウラン同位体235に中性子が当たると核分裂を起こし、それが連鎖反応を起こすのが原爆、その核分裂を制御しながらエネルギーを取り出すのが原発、どちらもやっかいな放射性物質を生み出す、というところから話を準備しました。あらかじめキャンパス内から採取した土と南相馬の土を用意してサーベイメータで放射線を「音」で実感してもらうなど、学生達が眠くならない工夫もしました。
講義の最後には「お題」と称して、①本日の講義でこれまでと異なる視点として身に付いた点、②今後原発利用は積極活用すべきか、維持すべきか、脱原発に向かうべきか、わからないもふくめて、その理由とともに書いて下さい、など4点の課題について15分間で考えを書いてもらいました。苦労の甲斐もあってか、福島原発事故が未だ収束しておらず、放射能汚染が依然として高い場所があること、若者の甲状腺がん多発の問題や、汚染水、汚染土など原発事故の後始末の問題が今でも社会に重くのしかかっていることは、ある程度理解してもらえたようです。
講義の後に、かなり専門的な質問をしてきて、別紙に付けた「参考文献・推奨文献リスト」の該当するものを紹介したり、回答用紙で「ビキニ事件に関心を持っている、ビキニ、福島、水俣などの公害が共通している・・高校の社会科教員を目指しているが、2022年から高校でスタートした新しい科目である「歴史総合」で「科学」と「人間」、「近代」を今回の事例を通して問い直していきたい」と力強い決意を書いてくれた学生もいました。
一方で、②の質問に関しては、脱原発とはっきり答えた人が約半数、積極活用、維持、分からないなどが半数程度だったことに、正直、愕然としました。「環境社会学」を選択して受講している人たちですから、気候危機などそれなりに環境問題、エネルギー問題には関心があるようです。その一方で、そのためにも「安全でクリーン」な原発が「温暖化対策として重要」だというイメージは、逆に温暖化問題を真剣に考えているからこその反応だったのかもしれません。短い時間の中で、原発の危険性、原発がCO2 削減につながらないことなど、説明できなかったこともあります。
福島原発事故からわずか13年。当時の経験を知る大人でも、「福島事故は終わった」「放射能被害は結局大したことはなかった」と考えている人が増えています。そういう意味では若者のこうした反応はむしろ当然かもしれません。
政府・財界が進める原発推進キャンペーンは、福島原発事故を知らない若者をターゲットに、「安全でクリーンな原発」という気候危機対策の切り札として、新たな安全神話を浸透させ始めているようです。
若い世代に福島原発事故を如何に正しく継承していくか、新たな課題を突き付けられた思いです。
※写真を追加しました。2024/8/14
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書き起こし記録:6・14「止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる」署名提出と環境省ヒアリング(2回目)
6・14「止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる」署名提出と環境省ヒアリング(2回目)の環境省ヒアリング部分の書き起こし記録が出来ました。こちらからDLできます。
当日の録画記録はこちらからご覧になれます。
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東御市「木質バイオマスチェック市民委員会」学習講演会でお話しました
6月22日長野県東御市中央公民館にて「福島原発事故から13年 放射能汚染は今・・・」と題した学習講演会でお話ししました。
東御市の皆さんとは2019年からのお付き合いです。市報に出た「羽毛山工業団地売買契約が成立」記事で、木質バイオマス発電所建設を知った2人のお母さんがネットで調べてちくりん舎へ問い合わせの電話をいただいてからのおつきあいです。
2019年に合計3回東御市で学習会や講演会でお話をしたあと、地元の人たちが「木質バイオマスチェック市民会議」を立上げ、市の環境課が信州ウッドパワー㈱の焼却灰を回収、セシウム濃度を測定して市のHPに公開させるルールにしたり、独自に資金集めをしてリネン吸着法で同発電所周辺の大気中粉塵のセシウム濃度調査などを継続してきました。
稼働開始以来、焼却灰のセシウム濃度は100Bq/kg以下で、リネン吸着法も結果も、ずっと不検出が続いていました。ところが昨年頃から焼却灰濃度が100Bq/kgを超えて上昇し続け、今年の1月には800Bq/kgを超える事態になりました。それに呼応するかのように、今年2月回収分のリネンから1箇所セシウムが検出されました。この状況をどう見るか、ということが、今回の話のメインテーマでした。
東御市を訪れて驚いたのは、信州ウッドパワー敷地内が燃料用原木で埋め尽くされている状態です。
発電所敷地内だけでなく、近くの工場(現在閉鎖中)の敷地にはさらに膨大な量の原木の山が出来ていました。
ここ数年、木質バイオマス発電の稼働ラッシュで燃料チップ価格が高騰する「ウッドショック」が起きています。これらの大量の燃料木の貯蔵や、焼却灰のセシウム濃度上昇はそれらと関係すると思われます。
同発電所の近くのリネン設置場所には、「リネン(麻布)による大気汚染監視中」という目立つ看板が立っていました。単にリネンで監視するだけでなく、多くの人や信州ウッドパワーに対しても牽制をする意味で良いアイデアだと思いました。
午後からの講演では、今回の焼却灰やリネン吸着法結果について、大崎市の放射能ごみ焼却場周辺との比較や、その意味なども含めて解説しました。予定時間を大幅にオーバーしてしまいましたが皆さん熱心に最後まで聞いていただき、貴重な情報交換もできました。
講演の要旨はこちらからDLできます。
監視スタートから足掛け5年間ですが、粘り強く継続して監視して来たことが今回の成果に繋がったと考えます。
【速報】6・14「止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる」署名提出と環境省ヒアリング(2回目)
6月14日衆院議員会館で、「止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる」署名提出と環境省ヒアリング(2回目)が行われました。
提出した署名はオンライン署名17,448筆、紙版1,965筆で合計19,413筆となりました。
署名は継続中です。こちらから出来ます。
当日の録画はUPLANさんの御協力でこちらから見ることが出来ます。
また「民の声新聞」で報道されました。こちらからご覧ください。
署名提出と環境省ヒアリングに先だって行われたブリーフィング資料はこちらからDLできます。
環境省ヒアリング結果のまとめと今後の計画にについては「放射能拡散に反対する会」として後日、報告予定です。
今回のヒアリングでは当方の質問にまともに答えず、これまでの既定路線を頑なに進めようとする姿勢が目立ちました。
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矢板市の木質バイオマス発電学習会でお話ししました
6月2日「矢板市シャープ跡地の木質バイオマス発電を考える会」主催の学習会でお話ししました。会場の矢板市文化スポーツ複合施設多目的ホールは200人も入る大きな会場で、午後から大雨の予報もあり会場が埋まるかどうか、関係者も心配していましが、会場は一杯、一部追加で席を補充したような状況でした。
私の講演資料はこちらからDLできます。
私の講演のあと、東御市からのリネン吸着で監視してきたがセシウムのレベルが上がっているという報告や、日光市からお母さんパワーで止めた事例の報告。秩父の小鹿野町から地権者が土地を売ってしまい近々説明会がありそう。FIT申請がその後有りそうでどうしたら良いか?などの問題提起など。その後の質疑応答は、申請をどうやって止めるか、認可させないためにどうするかとか、まずは考える会から、反対する会にしよう、など質問というよりは、決起集会の様な感じになりました。
Posted in 00その他(全件), バイオマス発電, 放射能ばら撒き
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録画報告:オンライン学習会「止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる」
5月28日オンライン学習会「止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる」が開催されました。150人近くの人の参加がありました。「大変分かり易かった「是非録画でもう一度じっくり勉強したい」等の要望が多く寄せられました。
当日のZOOM録画と和田央子さんのプレゼン資料を掲載します。
和田央子さんのプレゼン資料はこちらからDLできます。
寄せられたご意見・ご感想はこちらから見ることができます。(お名前など個人が特定できる部分は割愛させていただきました)
『除去土壌の再生利用』環境省ヒアリング(4・5)「回答の概略」と「当会の見解」(放射能拡散に反対する会)
「放射能拡散に反対する会」主催の『除去土壌の再生利用』に関する環境省ヒアリング(4月5日)について、主催者からまとめ報告が出ました。ヒアリングのやり取りの書き起こしをもとに精査、検討の上で「環境省からの回答の概略」と「当会の見解」としてまとめられています。環境省が如何に酷いことをやろうとしているか、重要な告発になっています。
なお、この問題がなかなか多くの人に知られていない実態を踏まえて、5月28日にはオンライン学習会も予定しております。今回の回答にまで至った、初歩から振り返り学ぶことができます。是非ご参加下さい。
『除去土壌の再生利用』に関する環境省ヒアリング まとめ
日時:2024年4月5日13時半
場所:衆議院第二会館第六会議室
主催:放射能拡散に反対する会
【環境省からの回答の概略】
■「除去土壌の再生利用」に関する当会からの質問28件のうち21件について「今後検討する、整理する」もしくは「回答を控える」という回答であった。コストの試算、事業者・公共事業選定の基準、汚染土壌の減容技術等々、広範囲に亘って今後の検討項目であるとした。
■多くの項目が積み残しであるにも関わらず、「除去土壌の再生利用」に関する工程の全般:再生資材化から工事後の管理、災害時の対応まですべてにおいて国・環境省が責任を持つと断言した。
■「除去土壌の再生利用」に関する考え方の根拠、必要な手続きをすべて「放射性物質汚染対処特措法」の施行規則・ガイドラインで今年度中に定めるとした。国会での審議を不要とした。
■IAEA専門家会合が非公開で行われ、議事録も作成しないことを承認している。
■所沢市と新宿御苑での実証事業の計画について、変更はないとした。
【当会の見解】
◆多くの反対にもかかわらず、放射性物質汚染対処特措法(以下、「汚染対処特措法」)を一方的に拡大解釈し、国民的議論もなく国会審議も経ず、省令改正により「除去土壌の再生利用」を強行しようとしている。
◆「除去土壌の再生利用」は、当初から汚染対処特措法基本方針に定められ、放射性物質の除染とセットで準備されている。基本方針のパブコメでも再生利用を行わないよう求める意見が複数出されていた。にもかかわらず、それに対する適確な見解も示されず、再生利用の促進が基本方針となった。開始から13年経つにも関わらず、必要な規制事項等は未だ整わず、予算規模の試算さえ明示しないのは、この事業がいかに困難で無謀であるかを表している。
◆汚染対処特措法での指定廃棄物の基準値8,000㏃/㎏を土壌にも規定しようとしているが、本法は原発事故の緊急時対応のための特措法であり、時限的、限定的な措置に留め、当該8,000㏃/㎏の基準値を濫用すべきではない。
◆100Bq/kg超8,000Bq/kg以下の土壌の再生利用は行うべきでない。それに対して、環境省は「再生利用」を行うとして、再生利用全般(利用した施設等における再生利用土壌の管理を含む。以下同じ)について国・環境省が責任を負うと繰り返してしている。その場合、再生利用業者との委託契約を締結し、実施するようである。契約当事者間の運用ではなく、透明性のある体制を法律で確保しなければならない。また、適正な再生利用は国の責任で行う行為であり、受託者の違反に対しては罰則や原状回復を法律の規定で定める必要がある。そうでないと、農業者や地域住民が被害を受けるおそれがある。また盛り土や農地に利用された場合、国の管理責任とその履行方法が法律上明示される必要がある。法改正なしに再生利用を行なった場合には、施設の管理主体である自治体や土地所有者が実質的な管理責任を負わされる可能性が極めて高い。このように考えると、規制のコストがかかりすぎ、全国での「再生利用」の展開は現実的でないことを認識すべきである。
◆環境省は汚染対処特措法における「処分」に「再生利用」を含めようとしている。循環型社会形成推進基本法や廃棄物処理法など既存の法律においてはこのような解釈はなく、解釈として無理がある。
◆汚染を拡散させる「再生利用」については、「理解醸成」を進めるのではなく、ここで立ち止まるべきである。緊急に行うべきは、人の健康に影響をおよぼす量にしきい値のない放射性物質について、環境基本法のもとにある法律からすべて除外規定を削除し、さらに除外規定を削除した法律を含め、いかに基準を定めて規制するのか、国民、住民との間で真摯に熟議することである。
本ヒアリングは阿部知子衆議院議員(原発ゼロ・再エネ100の会事務局長)事務所のご助力で実現しました
※当日の質問項目と環境省の回答書面、ヒアリング録画はこちらからご覧になれます。
※ヒアリング録画を書き起こしました。こちらからDLできます。(2024.6.9追記)
5月28日オンライン学習会「止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる」
■参加には事前登録が必要です。こちらをクリックして必要事項を登録後、送信して下さい。
■日時:5月28日(火)19:00 ~ 21:00
■講師:和田央子さん(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)
政府・環境省は東京電力福島第一原発事故で放射能汚染された福島県内の土を「除染」と称して剥ぎ取り、福島第一原発に隣接する「中間貯蔵施設」に運び込みました。そして8,000Bq/kg以下の汚染土を「再生利用」と称し道路の盛土などとして日本全国で使わせようとしています。この問題について詳しい和田央子さんにお話をしていただきます。
■主催:放射能拡散に反対する会
■共催:富山大学科学コミュニケーション研究室
【講師プロフィール】東京に生まれ育ち、2001年福島県鮫川村に移住する。2004年隣の塙町に転居。2012年自宅の近隣に秘密裏に計画された環境省の放射能汚染ゴミの焼却実験炉への反対運動を皮切りに、バイオマス発電、放射能汚染土、イノベーション・コースト構想の問題に取り組む。
【主催団体について】1月31日「国際原子力機関(IAEA)専門家会合(第3回)公開を求める要望書」提出を呼び掛けた、「福島老朽原発を考える会(フクロウの会)」「NPO法人市民放射能監視センター(ちくりん舎)」「NPO法人新宿代々木市民測定所」「放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会」を中心に、いくつかの団体・個人が集まりました。
4月5日「除去土壌」の「再生利用」に関する環境省ヒアリング(速報)
4月5日13時30分から衆院第2議員会館で「除去土壌」の「再生利用」に関する環境省ヒアリングが行われました。主催したのは「放射能拡散に反対する会」※で、あべともこ衆議院議員(立憲民主党)事務所のご助力で実現しました。以下は、ちくりん舎の青木個人の速報まとめ、見解です。(後日、主催者からの正式なまとめと、今後の進め方の提案があります)。
※【団体賛同の呼びかけ】国際原子力機関(IAEA)専門家会合(第3回)公開を求める要望書(1月31日発出)を呼びかけた団体を中心に、賛同する団体、市民で構成されています。
(時間の無い方に)最初に結論
◆環境省は「除去土壌」=汚染土を「再生利用」するにあたって、国会での議論を避け、汚染対処特措法の解釈を省令などで閣議決定し環境省のやりたい方針をそのまま住民や全国の市民に押し付けようとしている。
◆そのためのお墨付きを得るためにIAEAに依頼し専門家会合を非公開で開き、その結論から環境省にとって都合の良い部分だけ切り出して利用するという姑息なやり方を取っている。
◆「再生利用」と称して全国にばらまくたにあたり、「再生利用」の対象や範囲、その管理方法などは検討中、これから明らかにするという状況で、それにかかる予算がどのくらいかかるかの試算さえしていない。
◆このような実態の一方で、2024-25年度を「国民の理解醸成期間」と定め、若い世代、学生などをターゲットに除去土壌の「再生利用」の安全キャンペーンを推進している。
◆このような環境省のやり方は決して許せるものではありません。この問題を更に多くの市民に広報して、汚染土=放射能のばらまきにストップを掛けてゆく必要があります。
(もう少し詳しく知りたい方のために)
「除去土壌」とは要するに、福島原発事故後の除染作業により生じた放射能を含む汚染土のことです。福島県内の大量の「除去土壌」は、福島第一原発のある大熊、双葉両町にまたがる中間貯蔵施設に運び込まれ埋設保管されています。環境省は8000ベクレル/kg以下の「除去土壌」を「貴重な資源」として全国の公共工事等で「再利用」する計画です。2024-25年度を国民の理解醸成期間と定め、26年度には本格的に開始する計画です。
環境省は若い世代や学生をターゲットにお笑い芸人による宣伝や、中間貯蔵施設、飯舘村長泥地区での実証事業見学ツアーなどを開催して、8000Bq/kg以下の土壌の再生利用の安全性キャンペーンを推進しています。
環境省への質問事項と環境省からの回答はこちらです。
UPLANの三輪さんがヒアリングの様子を録画して早速アップしてくれました。感謝です。
当日のヒアリングで判明した主な点は以下のものです(後日、「放射能拡散に反対する会」として分析、正式な報告と今後の進め方について発表されます)。
(1)新宿御苑と所沢市で実施すると発表された実証事業は、IAEAの専門家会合(2回目)の結論とは関係なく、あくまでも実施する。環境省としてはそのための丁寧な説明をしてゆく。
(2)IAEAの専門家会合は環境省の依頼で開催したものだが、主催はIAEAであり、IAEAが非公開としたため、非公開で実施した。(環境省としては専門家が率直に議論できるよう非公開にしたものと考えている。)
(3)再生利用と最終処分の費用の試算は行っていない。
(4)除去土壌の再生利用を実施するための具体的なプロセスや法律的検討(質問5(1)から(8))については現在検討中、あるいは今後、検討していく予定である。何も説明できない。
(5)環境省は「除去土壌の再生利用」を循環型社会形成推進基本法でいう廃棄物と、除去土壌とは扱いが違うものと考えている。「再生利用」したからといって有価物になるとか、管理が離れるということではない。あくまでも汚染対処特措法の範囲で考えている。(質問4への回答)
(具体的に何をすれば良いでしょうか)ご協力のお願い
◆この問題を多くの人に理解していただくために、分かり易いQ&Aリーフレットを作成しました。是非、このリーフレットの配布、拡散にご協力ください。
◆除去土壌の再生利用に反対するオンライン署名にご協力ください。いますぐできます。
◆引き続き、この問題をちくりん舎でも発信してゆきます。ちくりん舎ウエブサイトをフォローして注目してください。
やはり玉造クリーンセンターからセシウム粉塵は漏れていた-新たな確証
宮城県大崎市での放射能汚染ごみ一斉焼却住民訴訟に対して、ちくりん舎ではこれまでも、様々な調査を通じて、焼却炉からのセシウム粉塵漏れを立証して裁判所への意見書の提出などを通じて支援してきました。今回、あらたに玉造クリーンセンターからのセシウム粉塵漏れを確証する調査結果を得ることができました。最新の調査結果を紹介します。
【調査の目的】
玉造クリーンセンターは2022年3月で稼働停止しました。そのため、その前後でのリネン吸着法結果を比較することにより、玉造クリーンセンターからのセシウム粉塵漏れがあったかどうかを再確認する。
【調査方法と期間】
2018年10月~2019年1月に実施したリネン調査ポイントと同じポイントで、玉造クリーンセンター稼働停止後の変化を確認しました。今回の調査は2023年11月~2024年1月に実施しました。
【調査結果】
下図は玉造クリーンセンター稼働停止前後のリネン吸着法結果を示します。図の横軸は2019年1月の各測定ポイントの結果です。
縦軸は2024年1月の同測定ポイントの結果を示します。青点線は2019年1月と2024年1月のセシウム137の自然減衰(半減期30.2年)を示します。従って、青点線より下部の領域は、2019年より2024年の結果が減少した領域であり、上部の領域は上昇した領域となります。青点線上は2019年と2024年での結果が同一レベルであることを示します。
【考察】
(1) 測定した全ての点が、青点線より下部の領域にあります。このことは、玉造CCの稼働停止により全ての測定ポイントで大気中セシウム粉塵濃度が減少したことを示しています。
(2) 2019年の結果(横軸)では0.05から0.28と測定ポイントにより大きな幅があります。一方で、2024年の結果(縦軸)では0.02~0.09程度と測定ポイントのばらつき幅は減少しています。尚、A-7点が依然高めであるのは、地表面の汚染が継続しており、それが再浮遊していると考えられます。
(3) これらの結果は2019年において、玉造クリーンセンターからのセシウム粉塵漏れが発生し、それが風の影響で流され、濃度の高い地点が発生していたことを裏付ける確実な証拠と言えます。
(4) 2024年には、玉造クリーンセンターからのセシウム粉塵漏れが無くなったことにより、周辺一体で、大気中のセシウム粉塵は大幅に低下しました。
【結論と今後の課題】
今回の調査から、玉造クリーンセンターから明らかにセシウム粉塵漏れがあったことが確証されたといえます。引き続き、春、夏の風のパターンでも調査を継続する予定です。
【参考】
2019年の調査の場所と数値の関係を次頁に示します。
第25回「環境放射能」研究会で口頭発表をしました
3月13日につくば市にある高エネルギー加速器研究機構で開催された第25回「環境放射能」研究会で口頭発表をしました。
会場には107名、オンラインで38名が参加されました。プログラムはこちらからDLできます。
私(ちくりん舎 青木一政)は「南相馬住民の尿検査による内部被曝調査と土壌粉塵吸入による影響」というタイトルで発表しました。
当日のプレゼン資料はこちらからDLできます。
会場には鈴木譲東大名誉教授や京大の今中哲也先生もおられ、短い時間でしたが、リネン吸着法の今後の課題や、ハウスダストやリネンのセシウム吸着についての議論ができ大変有意義な時間となりました。























