9月6日、福島県庁記者クラブで提訴の記者会見が行われました。記者会見上には県内11社報道関係者が集まりました。
田村市大越町で進められているバイオマス発電計画(事業者は田村バイオマスエナジ―㈱)に対して、地元の「大越町の環境を守る会」を中心に反対活動が進められてきました。福島県内の放射能汚染木材を燃料として燃やすことに多くの市民が不安をいだき反対の声を挙げています。
この田村BEには、田村市も出資をしています。これまで住民は何度も情報開示請求でその実態を明らかにするよう求めてきました。しかし田村市は開示請求に対して、「のり弁」状態でほとんど具体的な内容を明らかにしてきませんでした。こうした市の不当な対応に「大越町の環境を守る会」をはじめとして地元住民は市長に対する不信感を強めてきました。
こうした中で、わずかに、田村BEと田村市が住民の「安全と安心のためHEPAフィルタを設置する」との説明をした資料が出てきました。私たちはそれを分析し、重大な問題があることを発見しました。HEPAフィルタとしての性能を実現できるような設備になっていない、という問題です。田村BEと田村市は住民の反対運動を潰して、強行に推進するために、このHEPAフィルタ設置を持ち出した可能性があります。
今回の訴訟提起に対して、田村BEが計画するHEPAフィルタ設置が「虚偽」であることを、分析を行ったちくりん舎の青木が説明しました。
資料は以下からダウンロードできます。
当日のようすなどについては、「放射能汚染ごみ焼却を考えるふくしま連絡会」のブログに詳しく報告されています。是非こちらもご覧ください。
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