3月17日、新潟県三条市で開催された「三条市のみらいの生活を考える!」(主催:みらいの生活を考える会・三条)の催しでバイオマス発電の問題点についてお話してきました。
当日の講演資料は下記からダウンロードできます。
各地ですすむ木質バイオマス発電と放射能ごみのバラマキ(アップ用)1
各地ですすむ木質バイオマス発電と放射能ごみのバラマキ(アップ用)2
各地ですすむ木質バイオマス発電と放射能ごみのバラマキ(アップ用)3
三条市では住民の反対にもかかわらず木質バイオマス発電所が建設され2017年秋から稼働しました。
住民の皆さんが最も懸念していたのは福島周辺の放射能汚染した木材が燃料として使われ、セシウムなど放射能を含んだ排煙が環境中に拡散しないか、ということでした。
そこでちくりん舎に相談がありリネン吸着法や土壌汚染、飛灰の放射能を測定して監視を始めました。
講演に先立ち、主催者の鶴巻さんから1年半にわたる監視活動の報告がありました。それによれば、未だリネン吸着法での大気中のセシウムの検出はされていないが、発電所の飛灰は200bq/kgと、三条市周辺の木材を燃焼させた場合の灰と比べて明らかに高いことが報告されました。発電所を訪問して確認したところ、建設前の説明とは異なり、群馬県の八ッ場ダム建設に伴う伐採木材を70%も使用している実態が明らかになりました。鶴巻さんは今後もリネン吸着法での監視活動や、発電業者に焼却灰の放射能濃度を測らせることなどの監視活動を続けてゆくとの報告がありました。
ちくりん舎も三条市の皆さんと今後も連携して監視活動を続けていきます。
集会の後半ではマーク・アキクサさんのインディアンフルートコンサートもあり、とても充実した時間となりました。
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