大崎市にて試験焼却リネン監視結果の報告と今後の監視の進め方を議論

5月30日「大崎耕土を放射能汚染させない連絡会」幹事会が開かれました。その中で、昨年10月16日から進めてきた放射能汚染廃棄物試験焼却の監視結果を説明しました。また今後の進め方についても議論をしました。

既に報告していますが、大崎市では市内3か所のクリーンセンターで汚染稲わら、汚染牧草など農林業系放射能汚染廃棄物の一斉焼却が昨年10月16日から行われています。ちくりん舎では地元のグループと協同で6か月にわたり、リネン吸着法により大気中粉じんの放射能濃度を監視してきました。

また地元の上宮協栄会は試験焼却の差止をもとめる仮処分の訴えを裁判所に提起しており、リネン吸着法による漏れデータもその重要な証拠として裁判所に提出しました。

今回はこれら半年にわたる監視結果を改めて説明するとともに、リネン吸着法がバグフィルターから漏れている微小粒子をどうしてとらえることができるのか、理論的な説明も行いました。また仮処分の訴えでは裁判所は焼却事務組合側の主張そのままに却下する決定を下しましたが、その裁判所の決定についての解説と批判も改めて説明しました。当日の説明会資料は下記からダウンロードできます。(ファイルが大きいので2つに分割しています)

2019_0530説明会資料(1)
2019_0530説明会資料(2)

役員会では今後の監視の進め方についても話し合いました。ちくりん舎からは夏場は冬場と逆方向の風が吹くので、夏場の漏れの傾向を示すデータが取れれば、焼却炉からの漏れを示すより有力な材料になることを説明して夏場の監視を提案しました。

この提案について地元の皆さんからも賛同が得られ急きょ夏場の時期の監視を行うことがきまりました。

 

 

convert this post to pdf.
This entry was posted in 00その他(全件). Bookmark the permalink.

コメントを残す