1月13日に南相馬20ミリ基準撤回訴訟の第2回口頭弁論が行われました。
口頭弁論後の報告集会で特別報告として蕨平(わらびだいら)「資材化」施設の危険性について
ちくりん舎理事の青木一政氏と、ちくりん舎の主要構成団体である「たまあじさいの会」中西
四七生氏から報告が行われました。
飯館村と南相馬の境界に作られている蕨平(わらびだいら)「資材化」施設は、除染土や除染ゴミ
焼却後の灰を高温で燃焼させてセシウムを気化させて「回収」し、セシウム濃度を下げた廃棄物を
「資材」と称して環境中にばら撒くというとんでもない構想のための実証化プラントです。
蕨平からは風も水も南相馬市へ向かって流れてきます。
ただでさえ放射能汚染で問題になっている地域へこのような施設を作り、再び周辺環境に放射能
をまき散らすことは許されません。
この施設はちくりん舎のすぐそばにある日の出町エコセメント工場がモデルプラントとされて
います。
長年このエコセメント工場からの環境汚染を調査してきた蓄積を元に、この「資材化」施設の
危険性について実証的に解説した当日のプレゼン資料をアップしますのでご一読下さい。
(ファイルが大きいので2つに分けてアップします。)
放射能をまき散らす蕨平の「資材化施設」-除染土の再利用-01
放射能をまき散らす蕨平の「資材化施設」-除染土の再利用-02
ちくりん舎とたまあじさいの会は測定や分析調査などで南相馬20ミリ基準撤回裁判を応援して
います。
南相馬20ミリ基準撤回訴訟についてはこちらをご覧ください。
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