東御市で講演会(3回目)とリネン吸着法による監視説明会を行いました

10月18日、東御市北御牧公民館において「木質バイオマス発電は本当にエコなのか?!環境と健康への影響を考える」と題してちくりん舎理事の青木一政を講師として講演会が行われました。東御市では建設中のバイオマス発電について、環境影響を心配する市民が「木質バイオマス発電チェック市民会議」を立上げ、東御市に対する説明会の要求、市・業者・住民による協定書の締結、リネン吸着法等による汚染監視などの活動が進められています。

講演会に先立ち、同会議の「自主測定チーム」によるリネン吸着法の説明会が行われました。リネン吸着法による監視の目的や、設置場所、設置方法などについて活発な質問がだされ、また実際に設置予定場所を回っての確認なども行われました。

自主測定チームによるリネン吸着法説明会

講演会は東御市では4月、6月に続いて3回目のもので、より多くの人にこの問題を知ってもらおうと、北御牧公民館で行われたものです。台風19号の影響を受けた中でも50数名の参加となりました。地元の年配の方や家族連れの方もいらして、バイオマス発電建設場所の地元の方も多く、熱心に聞いていました。

講演会の様子

 

 

 

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「大崎住民訴訟を支援する会」結成集会で講演しました―仙台弁護士会館

10月12日(土)台風19号が関東に接近する荒れ模様の天気でしたが、仙台弁護士会館で「大崎住民訴訟を支援する会」の結成集会が開かれました。

仙台でも台風の影響で荒れ模様でしたが、約50名の参加者があり、大崎市玉造クリーンセンターでの放射能汚染ごみ焼却中止を求める訴訟を支援する会の結成が確認されました。

支援する会代表の挨拶

「原発事故の痕跡をばらまいて隠ぺい 放射能ごみ焼却を止めるために」と題して、ちくりん舎の青木副理事長による講演が行われました。講演の中では、昨年末から始まった試験焼却中のリネンの監視データの説明がありました。リネン監視データは昨年秋から始まった冬の風向きのデータ(2回分)だけでなく、冬とは反対の風向きになる夏のデータも示されました。そのどれもが、玉造クリーンセンターからのセシウムを含む微小粒子漏れを強く示唆するもので、今後の裁判にも使えるデータです。

夏の風向きでの玉造CC監視結果

冬の風向きでの監視結果(1)

冬の風向きでの監視結果(2)

 

講演のパワーポイント資料はこちらからダウンロードできます。

会場の様子

講演終了後、懇談会では国立環境研の大迫氏らが最近発表した論文について批判的な検討を行うなど裁判の準備を兼ねたものになりました。

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大気浮遊塵中のセシウム濃度推移グラフについて(データ追加更新)

2019.2から2019.6までの5月間のデータを追加更新いたしました。
大気浮遊塵中のセシウム濃度推移グラフ(2017,18,19年度) 

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ノー・ニュークス・アジア・フォーラムNNAF(台湾)に参加してきました(2)

台湾総督府で副大統領の陳建仁氏と面談

 2日間のフォーラムの後、スタッフから明日のツアー時にパスポートとフォーラムの参加章を忘れず持参するよう注意がありました。なんと3日目の午前中に台湾総督府で副大統領と面談があるというのです。台湾総督府とは日本が台湾占領時代に建設し、日本の台湾総督が入っていた建物です。中央に高くそびえる塔を配した独特の形で観光地にもなっています。その建物の中に入って副大統領と面談ができるというのですから驚きです。

 さすがに入り口ではスマホ、カメラは預けなければなりません。台湾軍か警察かわかりませんが警備担当が控えていて物々しい雰囲気です。しかし台湾統治時代の建物の内装はきれいにリフォームされており良いものを長く使っているような感じが伝わってきました。

 広い応接室へ案内され一同緊張して待っていると、やってきたのは本当ににこやかな笑顔いっぱいの人でした。参加者一人一人と丁寧に握手をして挨拶。そのあと、台湾は脱原発を決めて2025年までにすべての原発を廃止にする。脱原発のために努力してきた皆さんを尊敬し歓迎する。NNAFがこの台湾で開かれることを誇りに思う、というようなスピーチをされました。今年は台湾総督府建設100周年だそうで、それを記念して総督府のシルエットをデザインしたネクタイを作成したそうです。帰りに全員にこのネクタイ(女性はスカーフ)をいただきました。

陳建仁副大統領と握手

陳建仁氏の挨拶 2025年までに原発を廃止すると

正面の階段で記念撮影

 一同、総督府を退出して建物の前の広場で祈念写真をとりました。みなさんから出た感想は同じものでした。「我々脱原発派を政府がこのように暖かく迎えてくれるのはなんということだろう」、「これが政権が変わるこということだ。政権を変えることがいかに大事なことか」、と

総督府前の広場で記念写真

 

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ノー・ニュークス・アジア・フォーラムNNAF(台湾)に参加してきました(1)

9月19-25日の台湾訪問、NNAF参加で学んだことや感じたことをメモ的に書いていきます。思いついたまま書きますので日程順ではありません。

会場の様子

参加者一同

【脱原発を法律に書き込んでもそれで終わらない】

台湾の民進党政権は2025年までに脱原発を決め、法律に書き込んでいます。第1原発は既に停止中です。第2原発は稼働中です。第3原発は??、第4原発は建設完了しましたが長い間動かしていません。

ところが、昨年原発推進派が脱原発の条文を廃止する国民投票を提起して賛成が反対を上回ってしまいました。どうも質問項目をたくさん並べてその中に紛らわしいかたちで条文廃止の項目を入れたようです。(この辺りの詳しい状況はなかなか短時間では分かりません)。

つまり、法律で脱原発を書き込んでも、単純にそれで喜んでいられる状況では無い、ということです。

まさに脱原発と原発推進がしのぎを削って闘争中というのが正しい認識のようです。

【原発を止めても核廃棄物との闘いは続く】

もう一つ感じたのは、既に停止(閉鎖)中の第一原発を見学したときのことです。停止したにも関わらず温排水を流す排水路には大量な水が相変わらずながされています。あたりまえといえば当たり前ですが、原発を停止しても使用済み核燃料は冷やし続けなければいけないし、それが何かのトラブルを起こせば、再び重大事故に繋がる可能性を持ち続けているのです。

停止中の第一原発の温排水路

ドローン禁止の看板

地元で40年以上も反対運動を続けている郭さんの説明を受けましたが、脱原発が法律に決められ原発が停止しても、まだ監視と運動は続けないといけないということです。

長い長い闘争は続きます。ある意味、核廃棄物を作ってしまった以上、この運動をほとんど永久に続けなければいけないという重い現実を知りました。

説明してくれた郭さん

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長野県東御市で木質バイオマス発電チェック市民会議が立ち上がりました

長野県東御(とうみ)市で建設中のバイオマス発電にたいして市民の立場で監視をしてゆこうと「木質バイオマス発電チェック市民会議」が立ち上がりました。

①協定書作成チーム、②自主測定チーム、③地域広報チーム、④オンブズパーソンチームと別れて活動を始めています。

9月3日には市民有志が建設中のバイオマス発電について市による説明を求める署名1322人分を提出して説明会を申し入れました。署名は現在も継続中のようで既に1600筆集まっているようです。とても力強い動きです。

ブログも立ち上がりましたのでご紹介します。

https://mokubass.hatenablog.jp/ 

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ついにバイオマス発電への公金支出停止を求めて田村市を提訴

9月6日、福島県庁記者クラブで提訴の記者会見が行われました。記者会見上には県内11社報道関係者が集まりました。

田村市大越町で進められているバイオマス発電計画(事業者は田村バイオマスエナジ―㈱)に対して、地元の「大越町の環境を守る会」を中心に反対活動が進められてきました。福島県内の放射能汚染木材を燃料として燃やすことに多くの市民が不安をいだき反対の声を挙げています。

この田村BEには、田村市も出資をしています。これまで住民は何度も情報開示請求でその実態を明らかにするよう求めてきました。しかし田村市は開示請求に対して、「のり弁」状態でほとんど具体的な内容を明らかにしてきませんでした。こうした市の不当な対応に「大越町の環境を守る会」をはじめとして地元住民は市長に対する不信感を強めてきました。

こうした中で、わずかに、田村BEと田村市が住民の「安全と安心のためHEPAフィルタを設置する」との説明をした資料が出てきました。私たちはそれを分析し、重大な問題があることを発見しました。HEPAフィルタとしての性能を実現できるような設備になっていない、という問題です。田村BEと田村市は住民の反対運動を潰して、強行に推進するために、このHEPAフィルタ設置を持ち出した可能性があります。

今回の訴訟提起に対して、田村BEが計画するHEPAフィルタ設置が「虚偽」であることを、分析を行ったちくりん舎の青木が説明しました。

資料は以下からダウンロードできます。

2019‗0906記者会見説明資料

資料1 2018年5月25日田村市議会説明HEPA抜粋

資料2 第一回田村BE地域協議会HEPA抜粋

当日のようすなどについては、「放射能汚染ごみ焼却を考えるふくしま連絡会」のブログに詳しく報告されています。是非こちらもご覧ください

 

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ちくりん舎の活動が「民の声新聞」で紹介されました

南相馬避難20ミリ基準撤回裁判のようすとちくりん舎の活動が「民の声新聞」で紹介されました。とても丁寧に紹介されています。是非ご覧ください。

【南相馬訴訟】「20mSvで指定解除するな」~第16回口頭弁論。「多くが消極的理由で帰還した」「不溶性放射性微粒子も考慮するべきだった」。次回期日で6人の原告に本人尋問

http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-360.html

 

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東御市でバイオマス発電に反対する市民が新たな動き

東御市の木質バイオマス発電の問題についてはこれまでも何回か投稿をしています。

あらたに住民の力強い動きが始まっています。東信ジャーナルで報告されましたのでご紹介します。

◆東御市羽毛山に建設中の「木質バイオマス発電所」について市民説明会を求める「木質バイオマス発電チェック市民会議」が「設立総会」を開く! 長野県 東御市

http://shinshu.fm/MHz/22.56/archives/0000580461.html

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南相馬20ミリ裁判報告集会で尿検査結果の中間報告

2019年8月28日、東京地裁で南相馬避難20ミリ基準撤回裁判の第16回期日がありました。
東京地裁には雨の中多くの支援者が傍聴に参加されました。

経産省前でアピールする原告団と支援者

裁判では原告側弁護人から準備書面(24)として、原告に対して行ったアンケートをもとに本件解除で原告が帰還を余儀なくされた実態の説明がありました。また準備書面(25)の「不溶性放射性微粒子による被ばくリスク」についての説明がありました。

裁判終了後の報告集会では、ちくりん舎の青木から、特別報告として、南相馬の原告の方々の尿検査の結果(中間報告)を行いました。

ちくりん舎では南相馬20ミリ裁判の原告の皆さんの尿検査による内部被ばく調査を行っています。それと合わせて比較のために、グリーンコープ生協さんのご協力で、西日本在住の方々の尿検査を行っています。今回の中間報告でも、西日本在住の方々は17人全員、不検出(検出下限0.06Bq/kg) にもかかわらず、南相馬在住の方では、不検出はわずか20%弱にすぎず、多くの方がセシウムを体内に取り込んでいる状況が説明されました。

南相馬在住者の尿検査結果

西日本(福岡県・兵庫県)在住者の尿検査結果

当日の説明資料はこちらからダウンロードできます。

南相馬20ミリ裁判尿検査中間報告

 

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地元では訴訟を準備―田村市バイオマス発電第2回学習会

8月4日田村市大越町行政局にて「第2回木質バイオマス発電を考える学習会」が開かれました。昨年9月につづき2回目の開催です。

第2会大越学習会チラシ

田村市大越町では既に田村バイオマスエナジ―㈱(以下田村BE)の基礎工事が進んでいます。

田村BEの予定地ー既に基礎工事が始まっている

学習会は、報告1としてちくりん舎の青木より「放射能汚染林と木質バイオマス発電」と題して講演がありました。講演内容では、今年4月に行われた第1回地域協議会で田村バイオマスエナジー㈱(以下田村BE)が説明した資料をもとに、田村BEのバイオマス発電計画の問題点の指摘が具体的に行われました。

学習会報告1での講演のようす

問題点の指摘の第1は、田村BEが放射能を「厳格に管理」するということへの疑問点です。受け入れ木材は空間線量計で「周辺の放射線量と変化がないこと」としているが、これでは事実上無チェックにちかいことが指摘されました。また第2の点として「安全安心のためバグフィルターの後段にHEPAフィルターを設置する」としていますが、計画図ではこれが信頼できるものではないことが具体的に指摘されました。

プレゼンの録画はこちらから(約55分)

プレゼン資料はこちらからダウンロードできます

つづいて特別講演として東京大学大学院農学生命科学研究科の鈴木宜弘教授より「民有林・国有林の『盗伐』合法化のねらい」と題して講演が行われました。

鈴木宣弘教授

鈴木先生のお話は、バイオマス発電事業に木材を安価で大量に供給できるようにする法律改悪が進められていること、それらは安倍政権のもとで進められている農業や漁業への大資本の進出を促すような一連の法律改悪の一環であることが説明されました。先生のお話は深刻な問題をユーモアたっぷりに説明し聴衆を引き込むものでした。

学習会の最後に「大越町の環境を守る会」の皆さん、「放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会」の和田央子さんからお話がありました。そのお話の中で、HEPAフィルターの虚偽説明による公金支出を問題として田村市に対して行政訴訟を考えていること。その準備段階として行政監査請求を行っていることが紹介されました。

大越町の環境を守る会、ふくしま連絡会、ちくりん舎などが中心となり既に「田村バイオマス訴訟支援の会」が作られています。訴訟支援の会への寄付、会の宣伝などよろしくご協力をお願いします。

FBページはこちらです

メールはこちらから tamurabaiososyou.sien@gmail.com

田村バイオマス訴訟支援の会チラシ

田村バイオマス訴訟支援の会への寄付はこちらへおねがいします。

ゆうちょ振込口座:00270-8-106485

口座名称:田村バイオマス訴訟支援の会(タムラバイオマスソショウシエンノカイ)

 

 

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大崎市試験焼却差し止め裁判の証拠としてリネン監視結果を提出

7月19日、宮城県大崎市での放射能汚染ごみ試験焼却の差し止めを求める仮処分の訴えで仙台高裁は住民の抗告を却下する決定をしました。裁判所は、住民組織が行政側と交わした事前申し合わせについて「住民の同意が得られなかった場合に焼却施設の機能変更が禁止されると解することはできない」との判断です。住民が同意しなくとも汚染稲わらなど放射能ごみを焼却できるという極めて一方的な判決です。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190720_13044.html

この仮処分の訴えとは別に、行政側に汚染ごみ焼却の公金支出差し止めを求める裁判(本訴)が継続中です。

今回、この本訴の証拠資料としてリネン吸着法による監視結果を提出しました。仮処分の訴えの証拠として試験焼却前半(2018年10月~2019年1月)の監視結果を提出したことはすでに報告しました。今回の証拠資料はこの前半分と後半分(2019年1月~3月)の監視結果を合わせたものです。

後半の期間でも前半と同様の結果が得られたことは、玉造クリーンセンターから恒常的にセシウム粉塵漏れが起きていることを示すとともに、リネン吸着法の信頼性を明らかにするものです。この証拠書類の内容を紹介します。

玉造クリーンセンター周辺の大気中粉じんのセシウム濃度調査(試験焼却後半分を含む)

資料-玉造クリーンセンター周辺前後半調査結果

玉造クリーンセンター周辺の大気中粉じんのセシウム濃度調査(試験焼却後半分を含む)
2019年7月17日
NPO法人市民放射能監視センター副理事長 青木一政

1. 調査目的
農林業系汚染廃棄物の試験焼却による周辺環境へのセシウムを含む微小ばいじんの拡散が懸念されるためこれをリネン吸着法により監視した。測定の信頼性を上げるため試験焼却前半3か月と後半3か月分の2回に分けて計測した。本報告は後半分を含めた報告である。

2. 調査にもちいた手法
(1) 調査方法はNPO法人市民放射能監視センター(ちくりん舎)で開発したリネン吸着法を用いた。
(2) リネン吸着法とはリネン(麻布)を屋外に一定期間吊るして置き、それを回収した後にゲルマニウム半導体測定器で精密に測定して、リネン布に吸着された微小ばいじんのセシウム量を測定するものである。単位は1㎡当たり、1時間当たりのセシウム137の吸着量である。
(3) リネンに吸着されたセシウム137量により大気中の微小ばいじんセシウム濃度を定量的に測定することができる。
(4) 使用したリネンはベラルーシ製で商品名OBR2701#30である。また一括購入したリネン布バッチごとに未使用状態でゲルマニウム半導体測定器により測定し、セシウム137の付着がないことを確認した。
(5) ゲルマニウム半導体測定器は検出部はBSI社製高純度ゲルマニウム(HPGe)、データ収集はItech technologies社ORIONデジタル収集システム、解析ソフトはItech technologies社InterWinnerを用いた。

3. 玉造クリーンセンター(以下、玉造CC)周辺での調査実施要領
(1) 調査期間(リネン設置期間):2018年10月15日~2019年1月6日(前半)、2019年1月7日~2019年3月31日(後半)
(2) 設置場所の考え方:環境省「ダイオキシン類に係る土壌調査測定マニュアル」(平成21年3月)に従って、玉造CCを固定発生源として、風下方向に最大着地濃度発生地点を1.5~2.0km程度と想定してリネン設置場所を設定した。
(3) 風向データの取得:風向データについては玉造CCの北西約5kmの場所にあるアメダス川渡の同期間の風向データを参照した。風向データは同期間の1時間毎の風向データをもとにレーダーチャート(風下方向を表す)を作成した。

4. 測定結果
資料図1が後半の測定結果である。図2は前半の測定結果である。また表1は前半、後半の検出結果とその比率をまとめたものである。

5. 考察
(1) 監視期間中の風向データをアメダスより取得し風配図(風下)を図1,2に付けた。風配図からは後半は西風の傾向がより明瞭であるが、大枠では前半、後半共で大きな違いはないと考えられる。
(2) 図1が後半のリネン吸着法の結果である。前半の最大値を観測した地点(Aー7)は後半でも高い傾向を示した。後半結果での最大値を示したのはA-10地点である。A-10地点は前半では測定しておらず前半との比較はできない。しかしA-7地点の近傍であり、玉造クリーンセンターから東方向2.5キロメートル程度の地点を「最大着地濃度地点」とした前半での結論を補強するものである。
(3) 前半で2番目に高い値を記録したA-6地点(0.16mBq/m2・h)は今回は0.05であり約3分の1に減少した。この理由は不明であるが、風向きのばらつき度合いと地形の影響による可能性が考えられる。
(4) 前半と後半での測定値を比較すると例外はあるが、後半がやや低い傾向にある。これは後半の試験焼却の予定ずれ(3月31日までに2クール分のみ完了)の可能性も考えられる。しかし一般ごみの汚染状況の影響も考えられるので断定はできない。
(5) 前後半での風向きがほぼ同様であったこと、そのもとで前後半でのリネン吸着法の測定結果が概して同様傾向であったこと、またその絶対値も各地点で同レベルの値を示していることは、リネン吸着法が再現性にすぐれ大気中粉じん中のセシウム濃度を測定するのに十分信頼性があることを示している。

6. 結論
リネンに吸着されたセシウムは玉造CCからの微小ばいじんのみではなく、福島原発事故後地上にセシウムが沈着した土壌の舞い上がり、花粉や胞子などバイオエアロゾルによる影響も考えられる(バックグラウンドに相当)。しかし、前後半でほぼ同一の風向の条件のもと、玉造CCを中心に南東方向に2km程度の地点にピークを持つ分布が再現することを、これらのバックグラウンドの影響で合理的に説明することはできない。
玉造CCをセシウム137を含む微小ばいじんの固定放出源と想定することが合理的である。

以上

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長野県東御市でお話してきました(講演会2回目)

6月23日に長野県東御(とうみ)市で「木質バイオマス発電と環境影響を考える」と題してお話をしてきました。東御市での講演会は4月14日に続いて2回目です。

東御市では清水建設の子会社の信州ウッドパワー㈱が木質バイオマス発電所を建設中です。東御市の住民の多くが昨年12月の着工式を伝える新聞報道で木質バイオマス発電所が建設されることを知りました。地元のお母さんグループが木質バイオマス発電所の周辺環境への安全性について疑問をもち、私たちに問い合わせてきたことから関係が始まりました。地元では「木質バイオマス発電を学ぶ会」というグループを立上げ活動しています。

既にボイラー棟の建設が始まっていた

東御市の中心部からすぐ近くの小高い丘の中腹にある

 

今回の学習会は木質バイオマス発電の問題点についてより多くに人に知ってもらうことや、今後、どうやって安全性を確保してゆくのかなどを考えるために開かれたものです。前回よりも多い60名の方が参加されました。

講演会には60名の人が集まった

 

講演の資料はこちらからダウンロードできます。地元の方々が不安に感じているのは「東信地方の間伐材のみを使う」と言っているのが本当に守られるのか。実際には建設廃材や放射能汚染木材のチップが燃料として使われるのではないか、ということです。

約90分の講演の後、休憩をはさんで今後の進め方などの議論が行われ多くの方が引き続き残って討論に参加されまっした。ちくりん舎で進めているリネン吸着法で監視をしていきたいとの意見が多く、具体的な進め方についての質問も多く出ました。

リネン吸着法の監視は長く継続して行う必要があります。こうした具体的な監視も必要ですが、市、事業者、市民の代表で覚書や協定書を結んでゆくことの必要性についての話も出ました。

「木質バイオマス発電を学ぶ会」は市長宛てに、広く市民を対象とした説明会を開くよう要望書を出しましたが、市は既に地元区へ説明済みとして、説明会を開催することは考えていないと言ってきています。市民への説明会すら開かない市や事業者の姿勢は大きな問題だと考えます。署名活動で「説明会を開くよう」広く市民に訴えようという意見も出ました。

私たちとしても今後とも協力をしてゆきたいと考えています。

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大崎市にて試験焼却リネン監視結果の報告と今後の監視の進め方を議論

5月30日「大崎耕土を放射能汚染させない連絡会」幹事会が開かれました。その中で、昨年10月16日から進めてきた放射能汚染廃棄物試験焼却の監視結果を説明しました。また今後の進め方についても議論をしました。

既に報告していますが、大崎市では市内3か所のクリーンセンターで汚染稲わら、汚染牧草など農林業系放射能汚染廃棄物の一斉焼却が昨年10月16日から行われています。ちくりん舎では地元のグループと協同で6か月にわたり、リネン吸着法により大気中粉じんの放射能濃度を監視してきました。

また地元の上宮協栄会は試験焼却の差止をもとめる仮処分の訴えを裁判所に提起しており、リネン吸着法による漏れデータもその重要な証拠として裁判所に提出しました。

今回はこれら半年にわたる監視結果を改めて説明するとともに、リネン吸着法がバグフィルターから漏れている微小粒子をどうしてとらえることができるのか、理論的な説明も行いました。また仮処分の訴えでは裁判所は焼却事務組合側の主張そのままに却下する決定を下しましたが、その裁判所の決定についての解説と批判も改めて説明しました。当日の説明会資料は下記からダウンロードできます。(ファイルが大きいので2つに分割しています)

2019_0530説明会資料(1)
2019_0530説明会資料(2)

役員会では今後の監視の進め方についても話し合いました。ちくりん舎からは夏場は冬場と逆方向の風が吹くので、夏場の漏れの傾向を示すデータが取れれば、焼却炉からの漏れを示すより有力な材料になることを説明して夏場の監視を提案しました。

この提案について地元の皆さんからも賛同が得られ急きょ夏場の時期の監視を行うことがきまりました。

 

 

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報告集「学習交流会in郡山 止めよう!放射能のばら撒き」を発行しました

報告集「止めよう!放射能のばら撒き 除染ごみ焼却と木質バイオマス発電を考える」を発行しました。1部500円(他に郵送料実費が必要です)でお送りします。必要な方は必要部数・送付先・氏名を書いて下記へご連絡ください。

メール:lab.chikurin@gmail.com  Fax:042-519-9378

目次

はじめに

<第1 部 放射能ごみ焼却とばら撒きを考える>
日本政府は放射能汚染ゴミをどのように処理しているか
 和田央子さん(放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会)
除染ごみ焼却と木質バイオマス発電を考える
 青木一政さん(ちくりん舎)
ゲストスピーチ
創造的復興とショック・ドクトリン
 古川美穂さん(フリーライター)

<第2部 各地からの報告>
長野県飯山市~飯山市木質バイオマス発電計画を巡って
 徳永達秀さん(バイオマス発電施設検討委員会)
宮城県大崎市~農林業系汚染廃棄物焼却について~
 芳川良一さん(大崎耕土を放射能汚染させない連絡会)
福島県田村市~大越町で計画中の木質バイオマス発電計画~
 久住秀司さん(大越町の環境を守る会)
栃木県那須町~汚染土壌の「再利用」実証実験を巡って
 田代真人さん(被ばくと健康 研究プロジェクト)

ばら撒き体感ツアーⅡ
主な見学場所の紹介
ばら撒き体感ツアーに参加して
 古澤省吾さん(たまあじさいの会)

A4版 カラー 35p

「はじめに」より

 オリンピックを目前に控え、政府や福島県は福島原発事故を「無かったこと」にするかのように、事故の深刻な被害の隠ぺいに走っています。避難指定解除は住民の合意を得ないまま進められ、避難者はまだまだ放射線量の高い地域にやむなく「帰還」するか、賠償や支援を打ち切られるなかで経済的・社会的・精神的な困難を抱えたままの避難や移住を余儀なくされています。

 膨大な予算をつぎ込んで行われた除染のあとしまつも同様です。環境省は膨大な量の汚染土を「リサイクル」と称して公共事業に使おうと計画しています。福島県外の除染土についても環境省はその場でフレコンバッグを解体し埋め戻すという処分まで考えています。また、どんなに高濃度であっても「燃えるものは燃やせ」が環境省の基本方針です。汚染牧草、汚染稲わらなどの焼却も進められています。再生可能エネルギーとして各地で建設ラッシュが進む木質バイオマス発電にも放射能汚染木材が使われています。焼却によって生じた高濃度のセシウムを含む焼却灰は建設資材として加工され再利用が始まっています。

 各地でこうした放射能ごみのバラマキに反対する声が挙がっています。私たちは2019年2月10日郡山市で「学習交流集会in 郡山 止めよう放射能のばら撒き~除染ごみ焼却・木質バイオマス発電を考える~」を開催しました。

当日は雪がちらつく悪天候にもかかわらず、福島、宮城、山形、新潟、長野、千葉、東京、愛知、大阪など各地から約90名の参加がありました。集会では放射能ごみのバラマキの裏側にあるものについて考え、各地での実態を共有することを通じて、放射能ごみのバラマキを止めるための決意を新たにしました。この報告集は本集会の講演、発言を中心に記録としてまとめたものです。放射能ごみバラマキを止めるために、この報告集が少しでも役立つことを願っています。

2019年5月10日

「学習交流集会in 郡山 止めよう放射能のばら撒き~除染ごみ焼却・木質バイオマス発電を考える~」
共催団体

放射能ごみ焼却を考えるふくしま連絡会
ちくりん舎(NPO法人市民放射能監視センター)

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やはりセシウムは漏れているー大崎市の汚染廃棄物試験焼却(後半3か月結果)

宮城県大崎市で行われている、汚染廃棄物焼却試験の後半3か月(2019年1月~3月末)までの監視結果が出ました。リネン吸着法で実施した大気中の粉塵中のセシウム濃度は、前半3か月(2018年10月~2019年1月)の結果と同様に、大崎市玉造クリーンセンターからのセシウム漏れを示唆する内容でした。

ちくりん舎では宮城県大崎市の住民グループの皆さんと協同で、市内3か所のごみ焼却施設での汚染廃棄物試験焼却をリネン吸着法で監視しています。前半3か月の監視結果は玉造クリーンセンターからのセシウム漏れを示唆する結果でした。この結果は、地元住民による試験焼却差止仮処分申し立ての証拠書面として裁判所に提出しました。

今回、明らかになったのは、この玉造クリーンセンターでの後半3か月での監視結果です。その結果は大枠で見ると前半3か月とほぼ同じで、風下にあたる東南方向2.5km付近で最大の濃度を示すものです。

玉造クリーンセンターでの試験焼却後半の監視結果

 

 

後半3か月と前半3か月の結果を比較はこちらからダウンロードできます。玉造クリーンセンター周辺後半調査結果

 

 

 

 

 

注目の試験焼却差止仮処分申立ては、4月26日に裁判所の決定が下されました。この裁判所決定は債務者(被告側にあたる)の主張をそのまま踏襲するようなもので、放射能再拡散という健康リスクに直面する住民の立場を一切考慮しないひどいものです。リネン吸着法による監視結果についても、「地面からの舞い上がり」などと、債務者側の主張をそのまま認めるもので、当方が指摘した「(地面からの舞い上がりを認めたとしても)風向との関係で風下方向に高いことは玉造クリーンセンターからの漏れを示している」という当方の主張を一切無視するという酷いものです。

住民側はさっそく特別抗告の準備に入っています。今回明らかにされた後半3か月の結果もこの特別抗告のための証拠として提出される予定です。

 

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5・25飯舘村の伊藤延由さんの特別講演会を行います(ちくりん舎総会企画)

5月25日(土)ちくりん舎総会特別講演会

原発事故が飯舘村にもたらしたもの(事故から8年の記録)
元いいたてふぁーむ管理人 伊藤延由さん

ちくりん舎第6回総会に合わせて、特別講演会を企画しました。どなたでも参加できます。

2019年ちくりん舎総会講演会ちらし

  • 日時:5月25日(土) 13:30~15:20 (開場13:15)
  • 場所:子ども未来センター(立川市)下記地図参照
  • 資料代:500円(会員は無料)

※席に限りがあります。会員以外の方で講演会参加希望の方は、ちくりん舎まで事前にご連絡下さい。

Tel&Fax 042-519-9378 mail: lab.chikurin@gmail.com  

※講演終了後、同会場で15:30からちくりん舎第6回総会を開催します。会員以外の方はご退席となります。ご希望の方は傍聴可能です。

伊藤さんは事故前年から「いいたてふぁーむ」という農業研修所の管理人として飯舘村で生活され、福島原発事故を体験されました。事故後、村内の放射線測定を通じて京大の今中哲二さんらと交流、空間線量計や個人線量計による調査、食材や土壌の汚染分析などを通して、飯舘村の現実を分かり易く発信されています。原発事故後の8年間と飯舘村の今について、じっくりお話を伺います。

伊藤延由さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【アクセス】
子ども未来センター
立川市錦町3丁目2番26号

TEL.042-529-8682

JR立川駅から徒歩13分
JR西国立駅から徒歩7分
多摩都市モノレール立川南駅から徒歩12分

 

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信濃毎日新聞で東御市講演会が報道されました

4月14日の東御市での「木質バイオマス発電を考える」講演会の様子が報道されました。

信濃毎日新聞4月16日付記事です。

信濃毎日新聞記事2019_0416

信濃毎日新聞4月16日付記事

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東御市(とおみし)で木質バイオマス発電についてお話しました

4月14日に長野県東御市で木質バイオマス発電の問題点について講演をしてきました。東御市は長野県上田市と小諸市の間にあります。この東御市羽毛山(はけやま)に清水建設の100%出資の子会社信州ウッドパワーが木質バイオマス発電所の建設が昨年12月より始まっています。

東御市の住民はこの計画をほとんど知らされておらず、昨年の12月1日の新聞報道で初めて知ったそうです。地元のお母さん方がこの計画を知り、放射能汚染木材が燃料として使われるのではないかとの懸念から、「木質バイオマス発電を学ぶ会」を立ち上げ、今回の学習会を企画したものです。

講演に先立ち、信州ウッドパワーの建設予定地を案内してもらいました。

信州ウッドパワーの工事現場 小高い丘の建設現場のすぐ下に東御市の市街が広がる

 

 

 

 

 

 

 

 

現場は東御市の南側を流れる千曲川沿いの小高い丘の上の工業団地の一角です。千曲川を挟んで北側に東御市の中心部が広がります。川を挟んで400メートルくらいのところには幼稚園があります。その先にかなり密集した住宅街が広がります。建設中の木質バイオマス発電所は1990kWと主流の5000~7000kWクラスと比較すると小規模ですが、このように住宅地に近くの小高い丘の上に作られるとなれば、住民の方が懸念されるのは当然です。

バイオマス発電建設現場下の住宅街から見上げる。小高い丘の中腹がバイオマス発電建設現場。左手はごみ焼却施設

 

 

 

 

 

 

 

 

午後、現場から1.2kmくらいのところにある中央公民館で講演会が行われました。周辺地域の住民の方が約60名ほど参加されました。

講演会の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

私のほうから「木質バイオマス発電について考える」と題して約1時間30分お話しました。住宅地域のすぐそばにできることからか、とても熱心に聞いていただきその危機感がひしひしと伝わってきました。

当日のプレゼン資料が必要な方はちくりん舎までご連絡ください。お送りいたします。

講演後の質疑・意見交換では、毎日100*トンものチップを間伐材などで集めるのは無理だ、放射能汚染木材が使われるのではないかという懸念や、毎日300トン以上いになる地下水のくみ上げによる水位低下など環境への不安が多く出されました。また市の役人や市長、市議会議員も何も知らない中で進めている、というような計画の進め方への不満も多く出されました。

*記載ミスがありましたので訂正しました(2019.4.19)

すでに住民の方が情報開示請求で燃料調達計画を入手していましたが、黒塗り状態です。燃料調達の問題、地下水低下の問題は長野県飯山市でも同じように問題になりました。講演会に参加された皆さんは今回の講演会を出発点として、信州ウッドパワーの計画が住民や環境に対して悪影響を出させないようにするための取り組みを立ち上げてゆくことになり、さっそく次回の会議の日程を決めるなど活発に動き出しています。

今後、長野県飯山市で木質バイオマス発電計画を中止させた方たちとの連携も早速始まりました。ちくりん舎としても地元の皆さんの支援をしてゆきたいと考えています。

 

 

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新潟県三条市でバイオマス発電の問題点についてお話しました

3月17日、新潟県三条市で開催された「三条市のみらいの生活を考える!」(主催:みらいの生活を考える会・三条)の催しでバイオマス発電の問題点についてお話してきました。

当日の講演資料は下記からダウンロードできます。

各地ですすむ木質バイオマス発電と放射能ごみのバラマキ(アップ用)1

各地ですすむ木質バイオマス発電と放射能ごみのバラマキ(アップ用)2

各地ですすむ木質バイオマス発電と放射能ごみのバラマキ(アップ用)3

三条市の皆さんとは1年半前からのお付き合いです。

三条市では住民の反対にもかかわらず木質バイオマス発電所が建設され2017年秋から稼働しました。

住民の皆さんが最も懸念していたのは福島周辺の放射能汚染した木材が燃料として使われ、セシウムなど放射能を含んだ排煙が環境中に拡散しないか、ということでした。

そこでちくりん舎に相談がありリネン吸着法や土壌汚染、飛灰の放射能を測定して監視を始めました。

講演に先立ち、主催者の鶴巻さんから1年半にわたる監視活動の報告がありました。それによれば、未だリネン吸着法での大気中のセシウムの検出はされていないが、発電所の飛灰は200bq/kgと、三条市周辺の木材を燃焼させた場合の灰と比べて明らかに高いことが報告されました。発電所を訪問して確認したところ、建設前の説明とは異なり、群馬県の八ッ場ダム建設に伴う伐採木材を70%も使用している実態が明らかになりました。鶴巻さんは今後もリネン吸着法での監視活動や、発電業者に焼却灰の放射能濃度を測らせることなどの監視活動を続けてゆくとの報告がありました。

ちくりん舎も三条市の皆さんと今後も連携して監視活動を続けていきます。

集会の後半ではマーク・アキクサさんのインディアンフルートコンサートもあり、とても充実した時間となりました。

 

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